乳酸菌PA-3株 Lactobacillus gasseri PA-3
[発見年]2001年 [発見者]- [保有社]明治
プリン体の吸収を抑制、 かつ利用して増殖する
血清尿酸値の上昇を抑制することが認められた乳酸菌で、明治の研究所で2001年に発見された比較的新しい菌株。
この血清尿酸値はプリン体を過剰摂取することで上昇。それもあり、プリン体といえば痛風の原因と思っている人も多いと思うが、実際は体内で細胞の代謝や増殖などに使用される生きるうえで必要な成分。ほぼ全ての食品に含まれ、食事から摂取されるだけでなく、元々体内にも存在している。体内で分解された後は尿酸となり、最終的には尿などと共に排泄される。そうした意味で、プリン体は生きていく上で欠かせない成分なのだが、分解される際に生じる老廃物=尿酸が過剰に産生されると体外への排出が間に合わなくなり、尿酸の血中濃度が上昇、高尿酸血症や痛風を発症するリスクを高めてしまう可能性も。
これに対し、「乳酸菌PA–3株」は3つのメカニズムにより、プリン体に直接作用してプリン体が体内に吸収されるのを抑えることが可能。特に尿酸値が気になる人にとっては頼りになる、注目の乳酸菌株なのだ。
【PRODUCT】世界で唯一尿酸値に働く
明治『明治プロビオヨーグルトPA-3 ドリンクタイプ』
〈機能性表示食品〉
「乳酸菌PA-3株」を1本に56億個含有したドリンクヨーグルト。尿酸値が気になる人は1日1本以上を食事とともに摂取したい。
「乳酸菌PA-3株」が入ったヨーグルトと、入っていないヨーグルトをプリン体とともに摂取した後の血清尿酸値を比較したところ、上昇が抑制された。
出典:Gout and Nucleic Acid Metabolism Vol.42 No.1(2018)
取材・文/内野智子
取材・文/内野智子
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