ガセリ菌SP株
Lactobacillus gasseri SBT2055
[発見年]1990年代 [発見者]雪印メグミルク [保有社]雪印メグミルク
食事で摂取した脂肪の吸収を抑え内臓脂肪を減らすのを助ける
1990年代、雪印メグミルクのミルクサイエンス研究所で腸内に生息するガセリ菌を研究する中、胃酸に対する耐性がある株として発見。同株は脂肪球のサイズを大きくするとわかったことから、食事と共に摂取した脂肪が消化管内で分解、吸収されにくくなると推察。その後、脂肪の吸収抑制作用があり、内臓脂肪蓄積抑制機能を持つことが証明され、2015年には機能性表示食品として発売、2018年にはヨーグルトとして初めて内臓脂肪を減らすのを助ける特定保健用食品としても許可されている。
【PRODUCT】内臓脂肪を減らすのを助ける
雪印メグミルク『恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト』
〈特定保健用食品〉
食事とともに摂取することで、脂肪の吸収を抑え、内臓脂肪を減らすのを助ける。肥満気味で内臓脂肪が気になる人の強い味方に。
「ガセリ菌SP株」入りヨーグルトを1日1個、12週連続で摂取することで、腹部内臓脂肪面積が減少した。
出典:高野義彦ほか 薬理と治療,41,895-903(2013)〝「ガセリ菌SP株」を用いた実験結果(考査申請書に添付した論文のうち、代表的な一報を事例として提示しています。)〟
取材・文/内野智子
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