ロイテリ菌 Limosilactobacillus reuteri
[発見年]1980年代 [発見者]Gerhard Reuter [保有社]BioGaia社(スウェーデン)
人間が元々持っていた 口腔内環境に寄与する乳酸菌
「ロイテリ菌」は、ドイツの微生物学者ゲルハルト・ロイター博士によって1980年代に発見された。ほとんどの哺乳類で存在が確認されており、母乳などを通じて母体から子供に受け継がれていたという。「ロイテリ菌」が作り出す抗菌物質、ロイテリンは悪玉菌の発育を抑え、さらに善玉菌とは共存できるのが特徴。歯茎を丈夫で健康に保つ機能が報告されており、歯周病はもちろん、口臭や虫歯予防も期待できる。
歯周病患者に「ロイテリ菌」を投与したところ、30日後には症状が減少した。
出典:Monica et al.,Acta Odontol Scand.2013;71(3-4):813-9
健康な船員を対象に「ロイテリ菌」を投与した結果、歯肉の出血が著しく抑えられた。
出典:Schlagenhauf et al., J Periodontol. 2020;91(10):1328–1338
【PRODUCT】お口の中の環境を簡単ケア
オハヨー乳業『ロイテリヨーグルト』
〈機能性表示食品〉
生きた「ロイテリ菌」が2億個も含まれたヨーグルト。生乳を使用し、香料や安定剤も無添加。歯にやさしい甘味料、キシリトールを使用。
取材・文/内野智子
取材・文/高山 惠 イラスト/the rocket gold star
DIME4月号の特集は「最強のスタートアップ100」「家電の未来予報」「乳酸菌の真実」
日本におけるスタートアップが変革期を迎えつつある。メルカリ、ビズリーチ、ラクスル、BASEなど、急成長を遂げたこれらの企業に続くのはどこか。投資を目的に、協業を念頭に、転職先探しに、各分野で注目される企業など最前線を紹介する。