コスパに優れたオーディオ製品を中心に展開しており、40歳以上の人であれば誰もが一度は手にしたことがあるアイワ。2008年に一度幕を閉じたものの、2022年にIT製品の開発や製造を行うJENESIS(ジェネシス)がaiwaブランドのデジタル分野における商標使用権を取得し、復活を遂げたことで話題を呼びました。
aiwaデジタルの第1弾製品は、スマートフォンやタブレット、スマートウォッチといったデジタルデバイスでした。今どきのデジタルメーカーらしい製品展開ではありますが、「オーディオ製品ではないのか……」と驚いた人がいたかもしれません。
そんな中、復活したアイワとしては初のオーディオ製品「aiwa play RX01」が2023年3月15日に登場。アイワらしいオーディオとデジタルを掛け合わせたaiwa play RX01は、「楽器を弾いたことがない人」や「楽譜が読めない人」でも楽しめる、面白い電子楽器となっています。
楽器初心者でも数分で演奏できる!? 「インスタコード」ってなに?
そもそも「インスタコード」とは、より使いやすく表現力豊かな電子楽器を目指して怪異初された、ギターのようなデザインの製品。
aiwa play RX01はこれの兄弟機のような位置づけとなっており、ギターに似たデザインながら弦が張られておらず、ボタンを押してから〝パッド〟と呼ばれる6つの突起をたたいたり、はじいたりすることで音を鳴らす電子楽器を指します。ギターのように弦を押さえる必要がなく、誰でもボタン切り替えで〝コード進行〟ができるのが魅力です。
音楽における「コード」とは、複数の音が同時に鳴っている状態のことで、音の組み合わせによって〝C〟や〝Am〟といった記号が割り振られています。通常のギターを演奏する場合は、コードに応じて指の配置を覚えておく必要がありますが、インスタコードでは、ボタンを押すだけで弦に指を置いた状態になるので、数分の練習できれいにコード進行ができるようになるはず。
インスタコードで細かい音階を演奏するのは難しいため、主旋律をかっこよく鳴らすのは至難の業ですが、コード進行ができれば、合唱曲でいう伴奏のようなことができます。楽器の演奏歴がない人であっても、手軽に弾き語りができたり、友人や家族と一緒に演奏して楽しめるでしょう。誕生日パーティーで歌を歌う時に使えば、いつも以上に盛り上がるかもしれませんね。