満開はいつ？来週にかけて桜の開花ラッシュの見込み

暖かい日が増え、日に日に春の気配を感じるようになった今日この頃。桜の開花を今か今かと待ちわびている人も多いのではないだろうか？

そんな中、ウェザーニューズはこのほど、「第六回桜開花予想」を発表した。

来週にかけて西・東日本で開花ラッシュ！最早記録を更新するところも

2023年のソメイヨシノの開花は3月14日に東京からスタートし、東京では2020年と2021年に並んで、1953年の統計開始以来、最も早い開花となった。

15日には岐阜、16日には福岡と横浜、名古屋が続く予想となっている。岐阜と名古屋で予想通り開花すると、最早記録を更新する。今週から来週にかけて西日本と東日本の各地からは続々と開花の便りが届きそうだ。

この一週間は平年よりかなり高い気温で経過し、季節を先取りしたような暖かさとなった。

桜のつぼみは早いペースで生長している。今後の気温も平年より高い傾向だ。今週も引き続き平年より暖かくなる予想。このため、開花に向けてつぼみの生長が一気に進む。

開花は全国的に平年より早まる予想で、記録的な早さとなるところもある。昨年と比較しても早く開花するところが多いとみている。

西日本と東日本では今週から来週にかけて開花ラッシュとなり、3月中に北陸や東北南部でも咲き始める。北海道へは4月下旬に桜前線が上陸し、4月23日に函館で開花する予想だ。

多くの地点で開花から5〜10日前後で満開となり、開花同様、平年より早いか非常に早い満開となるところが多くなりそう。東京は3月22日、名古屋は25日、大阪は29日に満開となる予想だ。

第五回(3/8発表)からの変化点

この一週間は季節を先取りしたような暖かい日が続いたことや、「桜のつぼみ調査」によるつぼみの生長状況を反映させ、またこの先も平年より高い気温傾向となることを考慮して、東北〜九州で開花予想日を1〜4日早めたところがある。

「桜のつぼみ調査」によるつぼみの生長状況

「桜のつぼみ調査」の結果、先週から一気に生長が進んでいることがわかった。「先が黄色に」や「先が緑に」、「半分以上緑に」変化したつぼみが大幅に増え、関東から九州では「先がピンクに」や「花びらが見えた」開花まであと少しのつぼみも見られた。

先週後半から連日20℃を超えて4月下旬並の暖かさとなった影響で、昨年と比較するとかなり早いペースで生長が進んでいる。この先も平年より暖かい日が多くなる見込みだ。

つぼみの生長がさらに進んで、西日本と東日本では開花ラッシュとなりそうだ。北海道でも少しずつつぼみが生長していて、徐々に変化が現れてくるとみている。

出典元：株式会社ウェザーニューズ

構成／こじへい