LINEは同社が運営するスマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」にて、「ChatGPT」の認知率や利用意向などに関する調査を実施。回答結果をグラフや図版にまとめて公開した。
意外に低い?利用経験は4.8%に止まる
まず、「ChatGPT」について知っているか、使ったことがあるかどうかを聞いた。
全体では「ChatGPT」の認知は「知らない」が約7割と多くを占め、「知っているし、使ったことがある」と「知っているが、使ったことはない」を合わせて約3割となった。
「知っているし、使ったことがある」という利用経験は4.8%と、現状は1割未満という結果に。
男女年代別では、男性のほうが認知が高い傾向となった。
男性20代、30代は4割台とやや高く、40代や60代で3割台後半と続く。その中でも特に、男性20代では15.7%が「知っているし使ったことがある」と回答しており、利用経験の割合が高いようだ。
女性はどの年代でも認知は2割台となり、男性に比べるとやや低い結果となった。
グラフは男女年代別のTableau集計結果(※)
「ChatGPT」の利用意向は女性に比べ男性で高い傾向
「ChatGPT」について説明をしたうえで、「ChatGPT」を利用したいと思うかをたずねた。
全体では「ぜひ利用してみたいと思う」が約1割、「機会があれば利用してみたいと思う」が3割超となり、それらを合わせた約4割の人が【利用してみたいと思う】という結果だった。
その 一方で、「あまり利用してみたいと思わない」、「まったく利用してみたいと思わない」を合わせた【利用してみたいと思わない】人は約3割。「どちらともいえない」という人も2割台後半となった。
男女年代別でみると、男性のほうが「ぜひ利用してみたいと思う」が高い。利用経験が最も高かった男性20代では、「ぜひ利用してみたいと思う」も2割台で最も高かった。
女性では、10代で「ぜひ利用してみたいと思う」が1割超に。女性10代、30代で【利用してみたいと思う】割合が4割台となり、ほかの年代に比べやや高い傾向。女性60代では【利用してみたいと思わない】が約4割を占めた。
グラフは男女年代別のTableau集計結果(※)
利用したい理由、利用したいと思わない理由を紹介
「ChatGPT」を今後(も)【利用してみたいと思う】人、【利用してみたいと思わない】人のそれぞれの理由について、自由回答で答えてもらった。
Tableau集計結果の自由回答一覧(※)
※LINEリサーチのライトコースで提供している、データの分析・ビジュアル化作業が簡単・スピーディーに行えるweb集計「Tableau」を活用
https://www.linebiz.com/jp/column/service-information/column/tableau/
調査概要
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~69歳の男女
実施時期:2023年3月6日~7日
有効回収数:1,056サンプル
関連情報
https://research-platform.line.me/archives/42078267.html
構成/清水眞希