共働き家庭の中には、配偶者と夕食の準備を分担しているという人も多いことだろう。
しかし、完全に平等ではなく、どちらかというと、相手に比重が偏ってしまっている…と、日々申し訳なさを覚えている人も少なくないのではないだろうか?
ナイルが運営する「かんたん宅食ガイドラクタさん」はこのほど、既婚・就業者の20代~50代男女1,754人を対象に、「仕事のある日の夕食事情」に関する実態調査を実施し、その結果を発表した。
夕食は「妻が作る」が最多、夫婦ともに作るのは2割弱
夫婦共働きと回答した1,443人に、「ご夫婦ともに仕事のある日の夕食はどのように用意していますか?(複数回答可)」と尋ねたところ、最も多かったのは「妻が作る」。80%以上の世帯で妻が夕食を作っており、「夫が作る」は「妻が作る」の1/3以下だった。
「妻が作る」「夫が作る」両方を選択した人は263人。夫婦ともに夕食を作ることがあるのは、全体の18%だった。
40~50代は妻が作る世帯が多い30代はテイクアウト、デリバリーに頼る割合が増える
年代別に回答の割合を見てみると、40~50代のほうが20~30代よりも「妻が作る」と回答した人の割合が大きいことがわかる。
また、30代は「冷凍食品・レトルト」「テイクアウト」「デリバリー」「宅配弁当」の割合が他年代よりも大きく、自分たちの手間を減らす手法を選択する傾向にある。
子どもがいない世帯のほうが夫が作る割合が大きい
共働きと回答した人のうち、同居する子どもがいる人が1,043人、同居する子どもがいない人が400人。それぞれの回答の割合をみると、子どもがいない世帯のほうが、「妻が作る」の割合が小さく、「夫が作る」の割合が大きくなっている。また、子どもがいない世帯は「外食」の割合が大きいのも特徴だ。
一方で、子どもがいる世帯では「夫・妻以外が作る」の割合が大きくなっている。子どもがいる家庭では、夫婦以外の家族などに協力してもらうケースが増えるようだ。
夕食の悩みは、「気力がわかない」「献立を考えるのが大変」「時間がない」
夫婦共働きと回答した1,443人に、「ご夫婦ともに仕事のある日の夕食に関して、どのような悩みがありますか?(複数回答可)」と尋ねたところ、悩みのTOP3は「料理をする気力がわかない」39.6%、「献立を考えるのが大変」37.6%、「料理をする時間がない」35.1%となった。
「料理をする体力がわかない」と「料理をする気力がわかない」には数字の開きがあり、体力よりもやる気の問題と感じている人が多いようだ。
<調査概要>
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年2月13日~2月20日
調査委託先:株式会社ジャストシステム
調査対象:全国の既婚・就業者20~50代男女
サンプル数:1,754人
◇性別
男性:872人
女性:882人
◇年齢
20~29歳:449人
30~39歳:446人
40~49歳:442人
50~59歳:417人
出典元:かんたん宅食ガイドラクタさん
構成/こじへい