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〝完全〟自動運転システムの開発および車両開発を行なう「TURING(チューリング)」
設立/2021年8月 資本金/3000万円 従業員数/約30名
次世代の「テスラ」はここでしょう(グローバル・ブレイン・百合本安彦さん)
将棋AI『ポナンザ』を生んだ山本一成CEOと、カーネギーメロン大学で自動運転技術を研究した青木俊介CTOが創業。高いAI開発力を武器に、レベル5の完全自動運転EVを開発・製造する自動車メーカーを目指す。「自動運転システムを作るだけではなく、自動車本体も生産し『新しい自動車メーカー』になることを本気で目指しています。〝We Overtake Tesla(テスラを追い越す)〟という野心的な戦略のもと、それを実現するためにエンジニアリング、事例研究を怠らない泥臭い行動力が強みです」(百合本さん)
自社開発のAI自動運転システム搭載車を今年1月に発売開始
「レクサスRX450h」をベースにした『THE 1st TURING CAR』。自社開発したAI自動運転システムと、オリジナルエンブレムが搭載されている。
カメラ映像から自動運転ルートを抽出
特殊センサーを使わずフロントガラスに設置したカメラで読み込んだ画像データから、白線や前走車をAIが検知/判断して操縦する。
〈DIMEの読み〉起業約1年半で自社システムを組み込んだ車両を販売。全自動システムの構築と同時に、クルマ造りまでやってしまう成長スピードが圧倒的だ。5年後には本当に「テスラ」超えかも。
新規性/★★☆ 将来性/★★★ インパクト/★★★
※資本金、従業員数は2023年2月調査時の数字です。
星評価について
下記の3点を編集部が判断。星の数の基準は次の通り。三つ星:素晴らしい。二つ星:とても良い。一つ星:良い。
新規性:サービス、プロダクト、事業モデルの目新しさを採点。将来性:トレンドの観点から将来性を予想。インパクト:社会に与える変化の大きさを消費者目線で評価。
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DIME4月号の特集は「最強のスタートアップ100」「家電の未来予報」
日本におけるスタートアップが変革期を迎えつつある。メルカリ、ビズリーチ、ラクスル、BASEなど、急成長を遂げたこれらの企業に続くのはどこか。投資を目的に、協業を念頭に、転職先探しに、各分野で注目される企業など最前線を紹介する。
取材・文/編集部