レノボは、アストンマーティンと共同設計した新型シャーシを採用するデスクトップワークステーション「ThinkStation PX/P7/P5」を発表した。3機種ともに2023年5月の出荷開始を予定している(※1)。
インテルとNVIDIAの最新テクノロジーと、新型シャーシを採用したデスクトップワークステーション。シャーシは、アストンマーティンの主力モデルであるDBSグランドツアラーに直接インスパイアされており、エアバッフルの設計を見直して、より大型の3Dヘックス換気口を確保しつつ、レノボの特許取得済みTri-Channel(3チャネル)冷却システムを採用することで、障害のないエアフローを実現。
これにより、CPU、GPU、メモリ、ストレージのパフォーマンスを最大限に発揮できるという
Lenovo ThinkStation PX
レノボのフラッグシップ・ワークステーション製品。同社の前世代ワークステーションとの比較で、サポートコア数と拡張性が向上しており、究極のパワーとパフォーマンスを発揮。
ラックに最適化されたThinkStation PXは、デスクトップとデータセンターの両方の環境に必要な柔軟性を備えており、両者の間でシームレスな移行が可能だ。
また、最新の第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーを搭載し、最大4基のデュアルスロット型NVIDIA RTX 6000 Ada世代(※2)GPUにも対応。
さらに、最大2TBのDDR5メモリとPCIe Gen 5対応の拡張スロットを備えており、データセンターでもデスクトップ下のカーペットクラスタでも、ハイブリッド・ワークフロー環境でマルチユーザーの仮想化に必要な柔軟性を装備。効率的な1,850Wの電源ユニットとオプションの冗長化電源にも対応する。
Lenovo ThinkStation P7
シングルソケットで最大56コアをサポートする最新のインテルXeon Wプロセッサーを搭載し、画期的な演算アーキテクチャを採用したモデル。
これまで一般的にサーバーやクラウドのリソースに依存していたワークロードに関する最も厳格なパフォーマンスと信頼性の課題を達成できるよう設計されており、4U筐体によるデスクトップ/データセンターの各種環境で使用できるようラックにも最適化されている。
また、最大3基のデュアルスロット型NVIDIA RTX 6000 Ada世代(※2)GPUに対応しており、グラフィックス、可視化、リアルタイム・レンダリング、CAE、AIの分野で未曾有のパフォーマンスを必要とする、コンテンツクリエイター、建築家、設計者、エンジニア、データサイエンティストに最適。自動車のスタイリングや数値流体力学解析、複雑な映像制作やレンダリングワークフローなど、ThinkStation P7はいかに困難な課題にも対処できる。
Lenovo ThinkStation P
最大24コアの最新インテルXeon Wプロセッサーを採用し、最大2基のNVIDIA RTX A6000プロフェッショナル・グラフィックスカードをサポートするモデル。高速DDR5メモリとPCIe Gen 5帯域幅により、エンドユーザー独自のニーズに対応する究極のコンフィギュレーションが実現する。
建築家、設計者、エンジニア、クリエイターなどに最適化されており、BIM、複雑な3D CAD、リアリティキャプチャ、地理空間可視化、視覚効果、エッジデプロイメンドなど、ソリッドモデリングや高い演算能力を必要とするタスクで真価を発揮する。
(※1)提供状況は地域によって異なる場合があり、製品は一部市場限定で販売される可能性がある
(※2)2023年7月頃対応予定
関連情報
https://www.lenovo.com/jp/ja/thinkstations/
構成/立原尚子
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