小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

小型軽量で装着感ゼロ!脳波の健康チェックやアバターの操作もできる進化系ウエアラブルギア7選

2023.03.19

身に着けて使用するウエアラブルの家電製品も進化が目覚ましい。センサーの小型化によって、日常的に装着できるようになってきた。中でも、サントリーグローバルイノベーションセンターが開発を進めている『XHRO』と、ソニーのトラッカー『mocopi』は、それぞれヘルスケアとメタバースの分野で高い注目を集めている。今回、両社の開発者に話を聞くとともに、ライターの倉本春さんと小口覺さんにレビューしてもらいながらウエアラブルの最先端に迫った。

計測したバイタルデータで老化年齢などを予測

サントリーグローバルイノベーションセンター 『XHRO(クロ)』

サントリーグローバルイノベーションセンター『XHRO(クロ)』(仮称)価格未定

脳波、心電、筋電といったバイタル情報の計測を目的としたデバイス。現在の試作機では本体とセンサーはテープで体に装着する仕様。ほかにもプリンテッドエレクトロニクス材料を使ったフィット性の高いデザインや、ランニングコストのかからない非テープ式も検討中とのこと。

サントリーグローバルイノベーションセンター 『XHRO(クロ)』

XHRO※アプリの画像はイメージ

パフォーマンスアップを予測できるなど楽しく使える機能の開発に注力しています

水谷治央さん開発担当  水谷治央さん
「『XHRO』のバイタルデータを利用することで、健康に関する多種多様な予測が可能になるはずです。例えば、認知症や糖尿病予防などにも利用できると考えています。ただし健康寿命を延ばすには若い頃から健康を意識した生活が重要。そのため『XHRO』は若い世代にも積極的に利用してほしいという思いがあります。そこで〝特定の病気を予防する〟というよりも〝バイタルデータからパフォーマンスが上がる時間を予測できる〟といった、若い人が使っていて楽しくなる機能を重視して開発を進めています」

〈 REVIEW!〉装着しているのが気にならないほど軽量コンパクト!目立たないのも◎

XHRO

「脳波センサーを搭載しているとは思えないほどコンパクトで軽い。粘着テープで本体とセンサーを首や耳の後ろ側に貼り付けるため、手首装着デバイスのように作業の邪魔にならず、髪を下ろせば目立たない点も魅力的。製品化された際に激しい運動時でもバイタルを確認できるのかが気になるところ」(倉本さん)

XHRO

6つのセンサーを装着しアバターを自由に動かせる!

ソニー『mocopi(モコピ)』

ソニー『mocopi(モコピ)』4万9500円(直販価格)

スマホと接続して使用するモーションキャプチャーデバイス。頭、両手、両足、腰の計6つのセンサーで人体の動きを取得し、スマホアプリの画面でアバターを動かせる。VRChatやUnityといった外部サービスとの連携も可能だ。

mocopi

mocopi

これまでにソニーで研究開発してきた機械学習のアルゴリズムがベースになっています

南 翔太さん商品担当  南 翔太さん
「映像制作やスポーツ選手の動作解析などに用いられていたモーションキャプチャー技術を、小さく簡単にして多くの人が使えるようにしました。加速度センサーとジャイロセンサーを採用し、スマホ接続のみで全身のモーションを取得できて、しかも使う場所を限定しません。センサーが付いていない膝や肘などの動きは、弊社のグループで培ったモーションデータを生かして開発した機械学習で予測するアルゴリズムがベースになっています。今後はデベロッパーの方々と様々なユースケースを開拓していきたいです」

〈 REVIEW!〉装着も設定も簡単!すぐに始められる

mocopi

「驚いたのはセッティングの簡単さ。最初に入力するのは身長のデータのみ。センサーをペアリングして各部に取り付け、あとはキャリブレーション(音が鳴ったら1歩前に出む)すればアバターに動きが反映される。装着しているのを忘れるほど軽く、ダンスや屋外での使用も簡単。おっさんVTuberとしてのデビューも近いかも」(小口さん)

mocopi

人の体内&動きを検知する進化系ウエアラブルテック

腸の音を計測して最適な〝腸活〟を提案!

サントリーグローバルイノベーションセンター『腸note』

サントリーグローバルイノベーションセンター『腸note』無料

音響ブランドのオンキヨーとの共同開発が進められているヘルスケアアプリ。腸の音を計測・評価する独自のAIを備え、ひとりひとりに最適な〝腸活〟を提案。専用のデバイスを必要としないのも特徴だ。

心臓や肺を聴診できるヘルスケアモニター

OPPO『OHealth H1』

OPPO『OHealth H1』価格未定

スマホで知られるOPPO初のヘルスケアガジェット。血中酸素濃度の計測をはじめ、心電図(ECG)、心臓および肺の聴診、心拍数計測などの機能を備える。日本展開未定。

多様な生体データをイヤホン型デバイスで計測

イアフレド『エルコッコロ E2』

イアフレド『エルコッコロ E2』価格未定

完全ワイヤレスイヤホン型のウエアラブルデバイス。脈拍数、呼吸数、体温、ストレス度といった多様な生体データを取得できるようになる模様だ。2023年に国内ローンチ予定。

VRの体験をアップデートするグローブ型コントローラー

Diver-X『コンタクトグローブ』

Diver-X『コンタクトグローブ』価格未定

触覚フィードバック機能を搭載したグローブ型のVRコントローラー。高精度なハンドトラッキングや触覚フィードバックに対応し、より没入感の高いVR体験を楽しめるようになる予定だ。現在開発中。

歩き方や姿勢をチェックできる小型ウエアラブルセンサー

京セラ『歩行センシング&コーチングシステム』

京セラ『歩行センシング&コーチングシステム』

センサーで計測したデータをもとに「歩行印象の評価」と「全身の歩行姿勢」を推定。アプリを通じて、推定結果をふまえた音声コーチングを受けられるほか、歩行姿勢をアニメーションでも確認できる。現在開発中。

取材・文/倉本春、小口覺

※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2023年1月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。

DIME4月号の特集は「最強のスタートアップ100」「家電の未来予報」

日本におけるスタートアップが変革期を迎えつつある。メルカリ、ビズリーチ、ラクスル、BASEなど、急成長を遂げたこれらの企業に続くのはどこか。投資を目的に、協業を念頭に、転職先探しに、各分野で注目される企業など最前線を紹介する。

 

【Amazonで買う】

【セブンネットショッピングで買う】

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。