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嫌な人と良好な関係になって脳も鍛えられる一石二鳥のトレーニング法

2023.07.13

ハーバードの研究員たちは、困難なミッションを達成するため、まだ、発見されていない「価値」に到達するために日々、研究を続けています。そこで働く研究員たちが重要視しているある習慣。それは、「1日5分好奇心を刺激し、思考の固定化を避ける」「どんな時でも、新たな発見を求める」「チームや同僚の助けを得て、日々前進しようとする」といったことです。

ハーバードでは、これらの習慣を、「なんとなく」重要視しているのをではありません。一言でいうなら、「脳が冴えた状態をキープする」ための習慣として大切にしているのです。脳が冴えた状態をキープできるとどんな時でも思考が止まらなくなります。ビジネスから日常のモヤモヤまであらゆることがスムーズに運ぶようになるのです。

本記事ではハーバード大学の医療機関に在籍し、多くのプロジェクトを通じて学んできた脳の使い方を紹介する川﨑康彦氏の著書「ハーバードの研究員が教える脳が冴える33の習慣」からビジネスパーソンが仕事に使える「脳が冴える33の習慣」を抜粋、再構成してお届けします!

嫌悪感の正体はその人自身ではない

嫌いな人や苦手な人には、なるべく関わりたくないというのが大方の人の本音だと思います。ところが、嫌いな人や苦手な人とつき合うと、脳の活性化に有効な場合があるのです。

相手のことを嫌いだと感じる理由は、主に2つのケースに分けられます。

1つ目は、自分とは正反対の考えを持つ相手や価値観がまったくかけ離れている人の場合。こちらは、理由が明確ですから、どうしても相性が合わなければ無理してつき合うことはないでしょう。選択や決断がまったく違うので、人生で絡み合うことも、あまりないはずです。

2つ目は、どの部分かは指摘できないけれど、「なぜか嫌い」「なんとなく苦手」といった感情を持ってしまう場合。実は、このケースの相手こそ、つき合うことで脳を活性化させるチャンスがあるのです。

そのメカニズムをひもといてみましょう。

なんとなく嫌い、苦手という場合、実は、相手の中に自分自身の嫌いな部分を見ていることがとても多いのです。相手自体ではなく、自分の嫌だと感じているところを見せられて嫌悪感を抱いているというわけです。

ですから、嫌悪感を持つ相手と接することで、自分が感じる自分の嫌な部分を突き詰めて考えるよい機会になります。自分のことは、わかっているようでいてわかっていないもの。誰でも自分の嫌な部分にはなるべく目を背けようとしがちです。

また、普段は無意識に隠している自分の弱点を知れば、思考のパターンを変えるきっかけになります。弱点としてブロックしていた部分に目を向ければ、その弱点を克服しようとしたり、嫌な部分をなくそうとしたりし、それで思考のパターンが変わるからです。

そして、嫌な部分と付き合っていくうちに、しだいに嫌と感じるどころかユニーク、チャーミングとまで思ってきたりします。すると不思議なことに今まで隠していた弱みを強いて隠さなくてもいいかなと思い始め、それを他者にさらけ出すこともいとわないようになってきます。

今まで弱みと感じていたものが、強みとしてポジティブに転換したというケースもよく聞きます。強調したいのは強みも弱みもしっかり自分自身として受け取ることで、他の人の強みと弱みも、その人らしい、ユニークだと受け取れます。

嫌な人とでも良好な関係になる上、脳を鍛えられるという一石二鳥のトレーニングを2つ紹介しましょう。

1 その人が得意なことで、自分にはないものを探し、相手を褒める

2 一緒に何かできないか探して、それを伝える

そうして嫌いな相手とでもつき合えるようになったら、次に大切なのは感謝の気持ちを述べることです。「いつもありがとう」という言葉を伝えると、自分だけでなく、相手の脳にも影響を与えて、互いへの親密度が増します。

嫌いな人に近づき、褒めるのは最初はなかなか難しいかもしれません。しかし、漠然と嫌いだった人が、自分と似ている部分があるから嫌いだったということが分かれば、同類意識が芽生え、相手への共感が生まれるものです。

自分以外の人を変えることは、とても難しいです。自分を変えようとトライするほうが簡単ですから、なんとなく苦手、嫌いという人が現れたときこそ、自分の思考パターンを変えるチャンスだと思ってください。

☆ ☆ ☆

いかがでしょうか? ビジネスも自分の成長も、プライベートなこともすべての「源」は脳です。脳の活用の仕方をさらに知りたい方はぜひ、「ハーバードの研究員が教える脳が冴える33の習慣」で紹介されている脳が冴える33の習慣を実践して自分らしい人生を発見してみてください。

ハーバードの研究員が教える脳が冴える33の習慣
著者/川﨑康彦
発行/株式会社アスコム
https://www.ascom-inc.jp/books/detail/978-4-7762-1270-6.html

川﨑康彦
医学博士。脳科学者。元ハーバード大学医学大学院研究員(2003~2008年)。専門は神経生理学。佐賀大学医学部大学院神経生理学博士課程卒業。中国医科大学(旧満州医科大学)医学部卒業。中国では、東洋医学と西洋医学の両方を学ぶ。その後、これまでの研究成果を買われ、ハーバード大学医学部ブリガム・アンド・ウィメンズ病院麻酔科の研究員として招かれる。在籍中に、論文がネイチャー関連誌にも掲載される。日本に帰国後は、医学博士、理学療法士、カウンセラーとして運動、睡眠、痛みなどに対し、多方面からの知識でアプローチしている。現在は、チャレンジ、感動、旅を通して「多様な脳の共存、共感、共鳴を通して個々の意識と集合意識の成長」をテーマに研究活動を展開し、それらを通して社会に貢献していくコミュニティIBTA(Impact your Brain and Tuning them All)実現のための活動のほか、脳の研究とハーバードでの経験から得た、固定概念を覆して生き方を変えるためのメソッドをオンラインサロンで伝えている。

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