メガネが壊れると買い替えますが、壊れずに長く使っていると買い替え時が迷いどころ。そこで参考にしてほしいのが、〝メガネの寿命〟です。メガネの寿命と、大切なメガネを長く使うためのポイントをご紹介します。
メガネの寿命は何年? フレームの素材やコーティングが消耗している可能性も
一般的にメガネの寿命は2~3年と言われています。見た目に大きな変化がないので劣化には気づきにくいのですが、フレームの素材やレンズのコーティングが消耗していたり、レンズの度数が合わなくなっていたりする可能性も。
コーティングの劣化、度数の変化に気づかずに使い続けていると、目の疲れや視力にも影響する恐れもあるので、定期的にメンテナンスすることをおすすめします。
メガネの寿命を延ばすためのポイント!
せっかく購入したメガネ。長く使っていくために、メガネの寿命を延ばすポイントがフレームとレンズそれぞれにあります。
メガネのフレームの寿命を延ばすためのポイントは?
まずは、フレームをどのようにして扱えばメガネの寿命を延ばすことができるのかをご紹介します。
両手を添えて外す
メガネを外す時は必ず両手を添えて、顔の前に差し出すよう丁寧に外すようにしましょう。片手でパッと外すと、テンプルやフレームの片側に力が加わってゆがんでしまう原因に。なので、寿命を延ばすためには、両手を添えて丁寧に外すようにします。
テンプルは左側からたたむ
テンプル(つる)は、左側から先にたたんで右側が上にくるようにします。ほとんどのメーカーでは、右利きの人を想定して、左耳側からたたむようになっています。
テンプルの開け閉めを少なくする
なるべくテンプルの開け閉めの回数を少なくするのもポイント。メガネをテーブルの上に置く時はたたまずに置いておくなど、テンプルの開け閉めを少なくすることで、フレームのゆがみやネジの緩み、蝶番の疲労劣化を遅らせることができます。
メガネのレンズの寿命を延ばすためのポイントは?
次はレンズの寿命を延ばすためのポイントをご紹介します。
レンズを下にして置かない
レンズを下に向けて置いてしまうと傷がついてしまいます。短時間だけ置くならテンプルを開いたまま上下逆さまに置くことで、レンズとフレームが傷むのを避けることができます。
レンズをから拭きしない
曇ったレンズをから拭きすると、表面についた細かなゴミやホコリがコーティングをひっかいて傷を作ってしまいます。なので、汚れた時は、まず流水でレンズ表面についたゴミを洗い流し、水滴をとってから拭くように心がけましょう。
石鹸でレンズを洗わない
石鹸やボディーソープなどでレンズを洗うと、表面のコーティングがはがれる原因に。なので、専用のレンズクリーナーや台所を中性洗剤(駆らなず水で薄める)を使って落とすようにしましょう。
高温にさらさない
ほとんどのレンズにプラスチックレンズが使用されています。高温にさらされると膨張する特徴があり、ひび割れてしまう可能性も。なので、メガネをかけたままお風呂に入ったり、夏場の車内に放置しないように注意です。
ケースに収納する
床やソファの上などに放置すると、間違えて上から踏みつける可能性もあります。長時間メガネを外すなら、ケースに収納することをおすすめします。
【参考】JINS|メガネの寿命は2年が目安!長く愛用するためにできることは?
メガネを使い分けて寿命を延ばすことも◎
複数のメガネを使い分ければ、消耗も分散されるので、より長くメガネを使うことができるでしょう。
どのようにしてメガネを使い分ける?
スマホやタブレット、パソコン作業の時など、近距離で物をみる場合は、近いところが見やすいメガネをかけた方が目の負担を軽減します。
一方、テレビを見る時や楽器を演奏する時などは、近距離用のメガネだと少し見づらいかもしれません。なので、中距離で物事を確認したいシーンでは、遠近がバランスよく見える中距離用メガネがおすすめ。
また、コンサートやライブ、スポーツ観戦などは遠くが見えた方がいいので、遠い距離が見えやすいメガネが良いでしょう。