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iPhone 13やiPhone 14で実現されなかったUSB Type-Cへの対応はiPhone 15で実現されるのか?

2023.03.17

2021年に「iPhone 13」シリーズ、2022年に「iPhone 14」シリーズが発売されました。発表前にiPhoneユーザーより声が上がっていたのが、「USB Type-Cに対応してほしい」という点。ただし、iPhone 13、iPhone 14シリーズでは継続して「Lihgtning」端子が採用されたので、次期モデルでのUSB Type-C対応に期待している人も多いのではないでしょうか。

例年通りのスケジュールであれば、2023年モデルとなる「iPhone 15(仮称)」は9月ごろに発売されます。では、iPhone 15シリーズでは満を持してUSB Type-Cに対応するのでしょうか。執筆時点(2023年2月下旬)での情報をもとに考察していきます。

将来的なiPhoneのUSB Type-C対応は決定事項?

〝iPhoneにUSB Type-C端子が搭載されるのか〟という論争で無視できないのが、「EU理事会がモバイル機器の充電端子をUSB Type-Cに統一することを承認している」という点。ここでいうモバイル機器とは、スマートフォンやタブレット、ヘッドホン、デジタルカメラなどが該当します。

これを受け、アップルの関係者がそれに従うといった主旨の発言をしたと、紙面を賑わせたこともありました。

このことから、将来的にiPhoneがUSB Type-Cに対応する可能性は高いと目されています。

iPhone 15シリーズでのUSB Type-C対応は必須のタイミングではない!?

EUでのUSB Type-C端子搭載の義務化は、2024年ごろとなっています。そのため、2023年に発売されるであろうiPhone 15シリーズは、義務化の前に発売されると考えられます。

もちろん、アップルとして1年早くUSB Type-C端子をiPhoneに搭載する可能性は大いにあります。実際、iPadやMacBookシリーズのほとんどはUSB Type-Cに対応しているので、ノウハウがないというわけではないでしょう。

2022年発売のiPad(第10世代)でもUSB Type-Cに対応

iPhone 15シリーズは、〝USB Type-C端子を搭載する最初のiPhone〟となるか、〝Lihgtning端子を搭載する最後のiPhone〟となるのか、注目が集まります。

iPhone 15シリーズは〝Pro〟モデルのみがUSB Type-C対応になる可能性も

iPhone 15シリーズにUSB Type-C端子が搭載された場合も、全モデル統一とは限りません。

現行モデルであるiPhone 14シリーズは、「iPhone 14」「iPhone 14 Plus」「iPhone 14 Pro」「iPhone 14 Pro Max」の4モデル展開。このうち、上位モデルとして位置づけられている〝Pro〟モデル2機種の後続機にのみ、USB Type-C端子が搭載される可能性もあります。

というのも、現行モデルのiPhone 14、iPhone 14 Plusには、2021年の〝Pro〟モデルである「iPhone 13 Pro」「iPhone 13 Pro Max」と共通の「A15 Bionic」が搭載されています。また、iPhone 14、iPhone 14 Plusと、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Maxでは、インカメラのデザインなどに明確な違いがあり、アップルとしては、〝標準モデル〟と〝Proモデル〟の差別化を図っていることが伺えます。

加えて、iPadシリーズを見ると、2020年発売の「iPad Air(第4世代)」のデザインが、2022年に発売された「iPad(第10世代)」に踏襲されているように、〝上位モデルのデザインを下位モデルへと継承していく流れ〟が見られます。

このことを加味すると、2023年9月ごろに発売されるiPhone 15シリーズの〝Proモデル〟にUSB Type-C端子を搭載し、EUでUSB Type-C端子が義務化される2024年に発売されるであろう「iPhone 16(仮称)」にて、全ラインアップがUSB Type-C対応となる可能性が考えられます。

iPhoneシリーズでは〝どの〟USB Type-Cに対応するのかも注目

iPhoneシリーズでUSB Type-Cに対応する確率が高い理由を紹介してきましたが、〝どの規格〟のUSB Type-Cに対応するのかも、注目ポイントです。

ひと口にUSB Type-Cといっても、「USB2.0」「USB3.0」といったバージョンが存在します。また、「USB 3.1」「USB 3.2」といった世代の違いもあり、それぞれデータの転送速度といった違いがあります。

ちなみに、Lightning 端子はUSB 2.0相当といわれており、有線でのデータ転送速度は、最新規格と比べると遅いのも事実。iPhoneのカメラ性能は年々向上しており、4K動画の撮影もできるので、大容量のデータがスムーズに転送できる規格に対応することに期待したいところです。

iPhoneはUSB Type-C対応ではなく「ワイヤレス充電」に振り切る可能性も

ここまで、将来的にiPhoneがUSB Type-C端子を搭載する可能性が高いと紹介してきましたが、別の可能性として、「充電端子をなくし、ワイヤレス充電のみの対応」となる可能性も否定できません。

iPhone 8以降のiPhoneシリーズで、一般的なワイヤレス充電の規格である「Qi規格」に対応しているのに加え、iPhone 12シリーズ、iPhone 13シリーズ、iPhone 14シリーズでは、「MageSafe」での充電にも対応しており、今後はMageSafeでの充電をメインに据える可能性もあるでしょう。

スマートフォンの薄型化や防水性能の向上には、充電端子がないほうが、都合が良いのも事実。実際、アメリカ版のiPhone 14シリーズではSIMスロットが廃止されており、アップルとしても、できるだけ穴を塞いでいきたいと考えていることがわかります。

【参照】Appleのイベント

このことを踏まえて考えると、将来的にiPhoneから充電端子がなくなる可能性は大いにあるでしょう。iPhone 15シリーズから充電端子を廃止するかは不明ですが、「USB Type-C端子を搭載するのか」「Lightning 端子を継続するのか」の2択だけではないといえます。

※データは2023年2月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。

文/佐藤文彦

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