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ハーバードの研究員が実践している「脱・コンフォートゾーン」で自らの可能性を広げるヒント

2023.05.25

ハーバードの研究員たちは、困難なミッションを達成するため、まだ、発見されていない「価値」に到達するために日々、研究を続けています。そこで働く研究員たちが重要視しているある習慣。それは、「1日5分好奇心を刺激し、思考の固定化を避ける」「どんな時でも、新たな発見を求める」「チームや同僚の助けを得て、日々前進しようとする」といったことです。

ハーバードでは、これらの習慣を、「なんとなく」重要視しているのをではありません。一言でいうなら、「脳が冴えた状態をキープする」ための習慣として大切にしているのです。脳が冴えた状態をキープできるとどんな時でも思考が止まらなくなります。ビジネスから日常のモヤモヤまであらゆることがスムーズに運ぶようになるのです。

本記事ではハーバード大学の医療機関に在籍し、多くのプロジェクトを通じて学んできた脳の使い方を紹介する川﨑康彦氏の著書「ハーバードの研究員が教える脳が冴える33の習慣」からビジネスパーソンが仕事に使える「脳が冴える33の習慣」を抜粋、再構成してお届けします!

不可能だと思うことにあえて挑戦してみる

常識にたどり着けないとき、常識に執着しすぎてしまうと失敗だと思い込んでしまう機会が多くなるとお話ししました。やりたいけれど、不可能だと思っていることも実は、常識で判断しているからではないでしょうか。

人は、無意識に「コンフォートゾーン=居心地のよい場所」を作り、その中だけでとどまろうとしてしまいがちです。その中であれば、自分が今持っている能力の範囲内で実現可能なことばかりなので、無理することなく過ごすことができるからです。

しかし、コンフォートゾーンの範囲内にとどまっている限り、予測できる結果しか得られません。

逆に、コンフォートゾーンを出て、「アンコンフォートゾーン=居心地のよくない場所」に入ると、簡単に結果は得られなくなるでしょう。ただ、リスクを伴う分、チャンスも大きく広がります。コンフォートゾーンを拡大し、日常の選択や決断が変化し、ライフスタイルが変わっていくチャンスでもあります。

では、どうすればアンコンフォートゾーンに飛び出せるのでしょうか。そのために必要なのは、やりたいと強くコミットすること、自分で責任をとるという覚悟が表れた「本気」、恐れや恥を持ちながら、結果を恐れず飛び込む「勇気」、そしてたくさんの人の応援により得られる「運気」です。

お金がない、時間がないといった「できない」理由を考えず、やりたいという〝本気〟の思いで、〝勇気〟を持って1歩を踏み出します。すると、コンフォートゾーンでは自力でできることにしか取り組む必要がないので必要のなかった「他力」(他人の力を借りる)を働かせる必要が出てくるかもしれません。他人の協力も得られるわけですからチャンスが広がり、結果的に〝運気〟も上がるのです。

ランチのサンドウィッチをフカヒレにかえる

アンコンフォートゾーンに踏み出す、身近な一例を挙げてみましょう。

思考パターンを変えるために、普段は家で簡単にランチを済ますところを、「公園でサンドウィッチを食べる」とします。これではまだコンフォートゾーンにとどまったままです。これを、「ランチにフカヒレを食べにいく」という、もっとやりたいことにかえてみるのです。

金銭的には負担になるから無理だと感じても、本気で探してみると、ランチタイムなら案外手頃な価格で食べられる店が見つかるかもしれません。たとえ、いつもよりも少し贅沢をすることになったとしても、どうせ無理だと思って何もしないよりも、新しい経験が得られます。本当にほしいものは何か、自分の本能に向き合うトレーニングにもなります。

新しい経験が脳を刺激し、昼食後は今まで思いもつかなかったようなアイデアが生まれることもあるでしょう。

それでは、具体的にトレーニングを説明します。

[STEP1]仕事、趣味、家族、人間関係の4ジャンルから1つずつ、アンコンフォートゾーンへとはみ出る、ワクワクすることを思い浮かべる
(例)休暇を取って、アメリカで行われるセミナーに参加する

[STEP2]STEP1で思い浮かべたことが実現できたときの状況を思い浮かべてみる
(例)セミナーを受けた後、多くの人とうまくつき合えている

[STEP3]STEP1で思い浮かべたこと、またはそのための足がかりになることを見つけ、最初の行動を遅くても1時間以内に起こす

とはいっても、海外のセミナーに行くにはコストもかかれば、時間もかかります。すぐに行動に移すのは不可能だと思い、諦めてしまう人もいるはずです。

しかし、セミナーの資料を取り寄せたり、交通手段や受講可能な日程を考えたりするのならどうでしょう。今すぐにでも行動は起こせるはずです。できることから始めましょう。

すぐにできないことでも、実現できたことを想像してみると、ワクワクし、行動を起こす意志や意欲が強くなります。

このように、アンコンフォートゾーンへと飛び出すことを考える癖をつけることで、脳はやりたいことを実現するための思考へと変わっていきます。

新しいことへの挑戦は脳内に新しい回路が作られて脳内コミュニケーションが活性化します。

脳内物質を活性化し不安を克服する

アンコンフォートゾーンに飛び込むことが重要だと分かっても、やはり未知の領域に踏み出すのは不安も多いものです。そこで1つ、アンコンフォートゾーンに踏み出すために有効な、脳内物質の活性化の方法をご紹介しましょう。

その脳内物質とは、脳幹部にある青斑核というところで作られる「ノルアドレナリン」です。この物質は、感情のコントロールを保つのに欠かせない物質です。

ノルアドレナリンが不足すると、特に怒りと悲しみの感情がより強くなって脳が不安定な状態になってしまいます。逆に、ストレスを受けるとノルアドレナリンの分泌が盛んになり、そのストレスから生まれる恐怖や不安に対応できるように働き、私たちの心と体のつながりを正しくして整えてくれます。

つまり、「何かにチャレンジする=アンコンフォートゾーンに飛び込む」際に感じる恐怖や不安こそ、ノルアドレナリン分泌を鍛えるのに最適な方法というわけです。

私たちは、自信があまりないときや、失敗することへの恐れを持っているときに、ジャンプすることを戸惑います。しかし、勇気を持ってそこに飛び込むとノルアドレナリンの作用が発揮されて、徐々にその恐れが消失していきます。最初に壁となっている恐怖や不安を飛びこえさえすれば、後はノルアドレナリンのパワーが脳を安定化させて危機的状況に適応してくれるのです。

ストレスと言うと精神的に不快で、放っておくと病気を引き起こす悪い印象があります。しかし、適度なストレスは火事場の馬鹿力を誘発するもの、つまりアンコーフォートゾーンに飛び込む勇気となるノルアドレナリンを脳内に放出させてくれるものでもあるのです。

飛び込むときには、コツがあります。

決断するのに5秒以上かけないということです。頭の中に思考として浮かばないうちに、勇気で一歩を踏み出すわけです。

以前、バンジージャンプをしたとき、3カウントしたらあの空へ飛び込めと言ってくれたインストラクターがいますが、まさしくそんな感じです。

同じような体験を2~3回繰り返すと、もはやノルアドレナリンの分泌は起こりません。すでにあなたにとって不安や恐怖は過ぎ去り、毎日の習慣みたいに当たり前となっているはずですから。

すなわち、チャレンジすることが逆に心地よくなってくるのです。

加えて、ノルアドレナリン分泌が効果的に行われると、リーダーシップもうまく発揮できることが期待されます。

☆ ☆ ☆

いかがでしょうか? ビジネスも自分の成長も、プライベートなこともすべての「源」は脳です。脳の活用の仕方をさらに知りたい方はぜひ、「ハーバードの研究員が教える脳が冴える33の習慣」で紹介されている脳が冴える33の習慣を実践して自分らしい人生を発見してみてください。

ハーバードの研究員が教える脳が冴える33の習慣
著者/川﨑康彦
発行/株式会社アスコム
https://www.ascom-inc.jp/books/detail/978-4-7762-1270-6.html

川﨑康彦
医学博士。脳科学者。元ハーバード大学医学大学院研究員(2003~2008年)。専門は神経生理学。佐賀大学医学部大学院神経生理学博士課程卒業。中国医科大学(旧満州医科大学)医学部卒業。中国では、東洋医学と西洋医学の両方を学ぶ。その後、これまでの研究成果を買われ、ハーバード大学医学部ブリガム・アンド・ウィメンズ病院麻酔科の研究員として招かれる。在籍中に、論文がネイチャー関連誌にも掲載される。日本に帰国後は、医学博士、理学療法士、カウンセラーとして運動、睡眠、痛みなどに対し、多方面からの知識でアプローチしている。現在は、チャレンジ、感動、旅を通して「多様な脳の共存、共感、共鳴を通して個々の意識と集合意識の成長」をテーマに研究活動を展開し、それらを通して社会に貢献していくコミュニティIBTA(Impact your Brain and Tuning them All)実現のための活動のほか、脳の研究とハーバードでの経験から得た、固定概念を覆して生き方を変えるためのメソッドをオンラインサロンで伝えている。

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