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人間はなぜ失敗を失敗だと感じてしまうのか?

2023.04.28

ハーバードの研究員たちは、困難なミッションを達成するため、まだ、発見されていない「価値」に到達するために日々、研究を続けています。そこで働く研究員たちが重要視しているある習慣。それは、「1日5分好奇心を刺激し、思考の固定化を避ける」「どんな時でも、新たな発見を求める」「チームや同僚の助けを得て、日々前進しようとする」といったことです。

ハーバードでは、これらの習慣を、「なんとなく」重要視しているのをではありません。一言でいうなら、「脳が冴えた状態をキープする」ための習慣として大切にしているのです。脳が冴えた状態をキープできるとどんな時でも思考が止まらなくなります。ビジネスから日常のモヤモヤまであらゆることがスムーズに運ぶようになるのです。

本記事ではハーバード大学の医療機関に在籍し、多くのプロジェクトを通じて学んできた脳の使い方を紹介する川﨑康彦氏の著書「ハーバードの研究員が教える脳が冴える33の習慣」からビジネスパーソンが仕事に使える「脳が冴える33の習慣」を抜粋、再構成してお届けします!

常識と違っていても失敗で片づけない

そもそも、なぜ私たちは失敗を失敗だと感じるのでしょうか。

1つにはうまくいかないこと、成功以外はすべてよくないことと社会全体が認識されているからではないでしょうか?

間違いや、当たり前ではないこと、違う結果に帰着したことはすべて失敗としてみなされます。これは傷つきたくない、恥をかきたくないという私たちが生まれながら持っている心の防衛機構でもあります。

しかし、あるとき、私はこう言われました。間違いは単にタイミング(間)が違っただけで決して失敗ではないと。間違いから学びは始まるのだと。それ以来、失敗したときは逆に成長できるチャンスができたと喜び、どうして失敗と感じたのかを自己分析して改善の道を探るようにできました。

時には、失敗はただの思いすごしで、ちっとも間違っていなかったということもあります。

そして、過去に検証され、常識になっている事柄、つまり成功とされているパターンにうまくたどり着けないときも、人は失敗をしたと感じます。疑いようのない常識があると、ついこうあるべきと考えてしまいます。

文献より目の前の結果

ところが、私がハーバードで学んだことは、この考え方とは全く違っていました。

ハーバードのようなエリートが集まる研究所では、結果がすべてというイメージを抱いている人も多いと思います。私自身、自分が研究者として働くまでは、そうしたイメージを持っていました。

ところが、ハーバードでは結果だけでなく、過程をとても大切にしていました。

先人が発見し、今では常識となっている普遍的なデータはもちろん重要です。しかし、こうした常識だけに頼らず、実際に現場で自分自身で得た情報を信じるのが大切だという考えが重んじられていました。

ですから、プロジェクトチームのメンバーが集まってディスカッションをするときにも、それぞれが持ち寄った生の実験データから、何が分かるかということが非常に重要視されていました。常識に当てはめると失敗だと思われる実験結果からも、何かを得ようとする考えを皆が共有していたのです。

日本の大学では、疑いようのない常識があるから、だからこの実験はこうあるべき、という考え方をしてしまいがちです。

しかし、例えば同じ条件、環境で実験用のラットを使っても、生後7週目からが大人とされるラットの5週目を使うか、6週目を使うかによって、実験結果は変わります。また、たとえ同じ週のラットを使ったとしても、個体差によって違うデータが生まれると考えるほうが自然です。

「過去に蓄積された膨大な文献よりも、目の前にある情報のほうがよっぽど重要度が高い。だから、常識と思われている情報とは違う結果が出ても、失敗と片づけてしまわず環境や条件などを1つずつ検証することが大切だ」。これは、ボスがよく言っていた言葉ですが、私は今も折に触れて思い出し、大事にしています。失敗は成長の早道で、成長は行動のプロセスをどう料理していくかで決まり、それがあなたのライフスタイルを作り、影響力を高めていけるということこそ、私がハーバードで学んだ最も重要なことかもしれません。

☆ ☆ ☆

いかがでしょうか? ビジネスも自分の成長も、プライベートなこともすべての「源」は脳です。脳の活用の仕方をさらに知りたい方はぜひ、「ハーバードの研究員が教える脳が冴える33の習慣」で紹介されている脳が冴える33の習慣を実践して自分らしい人生を発見してみてください。

ハーバードの研究員が教える脳が冴える33の習慣
著者/川﨑康彦
発行/株式会社アスコム
https://www.ascom-inc.jp/books/detail/978-4-7762-1270-6.html

川﨑康彦
医学博士。脳科学者。元ハーバード大学医学大学院研究員(2003~2008年)。専門は神経生理学。佐賀大学医学部大学院神経生理学博士課程卒業。中国医科大学(旧満州医科大学)医学部卒業。中国では、東洋医学と西洋医学の両方を学ぶ。その後、これまでの研究成果を買われ、ハーバード大学医学部ブリガム・アンド・ウィメンズ病院麻酔科の研究員として招かれる。在籍中に、論文がネイチャー関連誌にも掲載される。日本に帰国後は、医学博士、理学療法士、カウンセラーとして運動、睡眠、痛みなどに対し、多方面からの知識でアプローチしている。現在は、チャレンジ、感動、旅を通して「多様な脳の共存、共感、共鳴を通して個々の意識と集合意識の成長」をテーマに研究活動を展開し、それらを通して社会に貢献していくコミュニティIBTA(Impact your Brain and Tuning them All)実現のための活動のほか、脳の研究とハーバードでの経験から得た、固定概念を覆して生き方を変えるためのメソッドをオンラインサロンで伝えている。

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