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周りのサポートを得るために必要なのは人生の失敗談だった!?

2023.04.13

ハーバードの研究員たちは、困難なミッションを達成するため、まだ、発見されていない「価値」に到達するために日々、研究を続けています。そこで働く研究員たちが重要視しているある習慣。それは、「1日5分好奇心を刺激し、思考の固定化を避ける」「どんな時でも、新たな発見を求める」「チームや同僚の助けを得て、日々前進しようとする」といったことです。

ハーバードでは、これらの習慣を、「なんとなく」重要視しているのをではありません。一言でいうなら、「脳が冴えた状態をキープする」ための習慣として大切にしているのです。脳が冴えた状態をキープできるとどんな時でも思考が止まらなくなります。ビジネスから日常のモヤモヤまであらゆることがスムーズに運ぶようになるのです。

本記事ではハーバード大学の医療機関に在籍し、多くのプロジェクトを通じて学んできた脳の使い方を紹介する川﨑康彦氏の著書「ハーバードの研究員が教える脳が冴える33の習慣」からビジネスパーソンが仕事に使える「脳が冴える33の習慣」を抜粋、再構成してお届けします!

人生の浮き沈みを聞くと親近感が一気に増す

プロジェクトを前に進めるためには、それをサポートしてくれる人間関係が必要だと言いました。とはいえ、皆さんも人づきあいで悩んだことがあると思います。特に、初対面の人とどのようにして打ち解けるかは、大きな課題の1つでしょう。

でも、安心してください。初めて会ったり、話したりする相手に自分を理解してもらうためには、1つのコツがあるのです。それは、会話の中に「Nポイント」を織り交ぜることです。

Nポイントとは、人生における浮き沈みをグラフで表した際に、「N」の文字のように見える部分です。一度浮上しながらも沈み、そして再び浮上する経験を指します。

成功→失敗→成功となる経験です。

1つ例を出しましょう。ある営業担当者の話です。営業成績がぐんぐん伸びてボスからの信頼も厚くなった時期があったが、ある失敗から得意先の信用を失ってしまい、社内での評価も落ちてしまった。その後は挽回しようと奮起し、誠意のある対応で得意先の信用を取り戻すことができた……。

こうした浮き沈みは、多少の違いはあっても、誰もが一度は経験したことがあるはずです。N ポイントを話すことで、それを聞いた人は共感を覚えて相手への親近感が一気に増します。ネタは、ちょっと盛るぐらいでちょうどいいと思います。

失敗談もなく最後のハッピーエンドを語っただけだと、ドラマ性がないので面白みに欠けますし、単なる自慢話だと誤解されてしまうこともあります。Nポイントで話すと、一見単調な話がストーリーとなって展開され相手に伝わりやすくなります。

同じような境遇の人が共感できる経験を探そう

仕事、家族、それに関わる精神面での上がり下がりなど、人生にはさまざまな山や谷があります。

どの部分を話せば、同じようなことで悩んだことがある相手の心を動かし、親密な関係を築くことができるのか? これが、Nポイントをうまく作るコツです。

また、自分自身のN ポイントのパターンを知ることができれば、反省ができます。

さらに、どん底の過去に比べれば、今はまんざらでもないことに気づき、自信がつくこともありますよ。

☆ ☆ ☆

いかがでしょうか? ビジネスも自分の成長も、プライベートなこともすべての「源」は脳です。脳の活用の仕方をさらに知りたい方はぜひ、「ハーバードの研究員が教える脳が冴える33の習慣」で紹介されている脳が冴える33の習慣を実践して自分らしい人生を発見してみてください。

ハーバードの研究員が教える脳が冴える33の習慣
著者/川﨑康彦
発行/株式会社アスコム
https://www.ascom-inc.jp/books/detail/978-4-7762-1270-6.html

川﨑康彦
医学博士。脳科学者。元ハーバード大学医学大学院研究員(2003~2008年)。専門は神経生理学。佐賀大学医学部大学院神経生理学博士課程卒業。中国医科大学(旧満州医科大学)医学部卒業。中国では、東洋医学と西洋医学の両方を学ぶ。その後、これまでの研究成果を買われ、ハーバード大学医学部ブリガム・アンド・ウィメンズ病院麻酔科の研究員として招かれる。在籍中に、論文がネイチャー関連誌にも掲載される。日本に帰国後は、医学博士、理学療法士、カウンセラーとして運動、睡眠、痛みなどに対し、多方面からの知識でアプローチしている。現在は、チャレンジ、感動、旅を通して「多様な脳の共存、共感、共鳴を通して個々の意識と集合意識の成長」をテーマに研究活動を展開し、それらを通して社会に貢献していくコミュニティIBTA(Impact your Brain and Tuning them All)実現のための活動のほか、脳の研究とハーバードでの経験から得た、固定概念を覆して生き方を変えるためのメソッドをオンラインサロンで伝えている。

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