焼酎はロックに水割り、ソーダ割り、お湯割り……と様々な飲み方が楽しめますが、ダイレクトに味や香りを楽しみたいなら、ぐいっとストレートで飲むのもおすすめです。美味しい飲み方を、器選びからご紹介します。
焼酎をストレートで楽しむ方法
焼酎は味だけではなく香りも楽しめるお酒です。ストレートで飲むと味や香りをダイレクトに感じることができます。焼酎を購入したとき、まず一口だけ酒の特徴を確認する意味合いで試し、その後普段通りに飲むのも良いでしょう。
焼酎らしい個性をダイレクトに感じ取れるストレート。だからこそ、より美味しく飲むために知っておきたいポイントをご紹介します。
1.まずは器やグラスを吟味
いつも楽しんでいるグラスももちろんいいのですが、小さめの器やグラスを選んで飲むと、香りをより楽しめるのでおすすめ。ただし、少量をテンポよく飲めるので、うっかり飲みすぎには注意しましょう。
2.美味しく飲める温度を知って味わう
香りの強い焼酎。温度によって味わいの変化が楽しめるはずです。おすすめは以下になります。
1.常温
2.冷蔵庫で冷やす
3.冷凍庫で冷やす
の3つです。
まずは常温から。こちらは香りや味わいを正確に感じ取りやすいため、焼酎本来の味を確認したい時にぴったり。ただし、クセも強く表れるので、やや焼酎上級者向けのスタイルかもしれません。
続いて、もう少し飲みやすくしたいなら、冷蔵庫で冷やすのがおすすめです。味が引き締まりスムーズなのどごしになるはずです。
さらに、凍りつかない程度まで冷凍庫でキンキンに冷やせば、少しとろみのついた飲み口となり、普段と違う味わいを楽しめるはずです。
3.飲む順番を考える
アルコール飲料の中で、比較的度数が高めの焼酎。割って飲むことが基本の焼酎ですが、ストレートで楽しむなら食事と共に徐々に度数を上げてからいただくこともおすすめです。
例えば、まず最初は爽やかな炭酸割りや水割りを味わいます。その後、食事やつまみと共にお湯割りで焼酎の香りの伸びや風味を感じ、最後にストレートで食後の楽しみとして一杯……なんてスタイルはいかが?
【参考】酒のはしもと 焼酎ストレートのおいしい作り方を解説!ストレートのポイントは?
芋焼酎はクセが強い? そのような人は〝水割り〟と〝ソーダ割り〟がおすすめ
芋焼酎はクセが強いというイメージを持つ人も多いのでは。そのような人におすすめは、水割りとソーダ割りです。
芋焼酎の水割りは原料ならではの香りや味わいが楽しめる
水と割ることでアルコール度数が薄くなるので飲みやすくなります。また、原料ならではの香りや味わいがソフトに感じます。少しずつ飲んで慣れてきたら、水の割合を減らしたりすると、焼酎本来の香りや味わいを強く感じられることでしょう。
【参考】焼酎プロジェクト 『焼酎蔵の従業員が教える』焼酎初心者におすすめの種類、飲み方
焼酎の水割りのおいしい作り方
一般的に焼酎と水の割合は、「6(焼酎):4(水)」が黄金比率だと言われています。
水は軟水のミネラルウォーターを試すのがおすすめです。軟水は口当たりがやさしくて癖が少ない水なので、焼酎の味を邪魔することなく優しい口当たりに。また、氷は市販だと不純物が少なく溶けても焼酎の繊細な味を邪魔しません。さらに溶けにくいので水っぽくなりにくいというメリットもあります。
【参考】焼酎プロジェクト 【焼酎の生産者に聞いた】焼酎水割りのおいしい作り方・飲み方を解説!
芋焼酎のソーダ割りは炭酸の爽快感で華やかな香りを感じる
ソーダで割ると炭酸の爽快感が加わり、原料の華やかな香りが楽しめます。最近だと、ソーダ割り向けの焼酎も多く造られています。
【参考】焼酎プロジェクト 『焼酎蔵の従業員が教える』焼酎初心者におすすめの種類、飲み方
焼酎のソーダ割りのおいしい作り方
1. グラスに氷を入れてかき混ぜ、グラスを冷やします。
2. 氷が溶けて出てきた水をグラスから出し、焼酎をゆっくり注いでかき混ぜます。
3. よく冷やしたソーダを注ぎ、マドラーで1回だけかき混ぜます。
お好みでレモンをプラスするのも美味しいです。もし、25度の焼酎を使う場合は、焼酎:ソーダ=1:3ぐらいかそれより薄く作るのがおすすめです。
【参考】焼酎プロジェクト 邪道!? おいしい!? ソーダ割に合う焼酎や作り方を紹介します
※データは2023年2月下旬時点での編集部調べ。
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文/山田ナナ