サウナ愛好家人口は昨年の減少から復調の傾向に
一般社団法人日本サウナ・温冷浴総合研究所は、2017年より続けている日本におけるサウナ・温冷浴の実態調査を本年も実施。先日、結果をグラフと図表にまとめて発表した。
サウナ愛好家人口の推移
サウナ愛好家推計(人口)(2016~2022)
調査開始以降「年に1回以上サウナに入る人」「月に1回以上サウナに入る人」「月に4回以上サウナに入る人」をそれぞれ「ライトサウナー」「ミドルサウナー」「ヘビーサウナー」と区分し調査・推計を行ってきた。
サウナ・温冷浴に関して、ブームが来ているとの報道があるが、人口推移を分析すると大きな変化は観察されないということが同研究所の調査で判明した。
とはいえ、昨年リリースにおいてはコロナの影響で全般的にサウナに行く頻度が減り、愛好家人口も減少傾向にあったが、今年はすべての層で増加。ヘビーサウナーが255万人から287万人、ミドルサウナーが521万人から547万人、ライトサウナーが796万人から845万人に増えた結果となった。
コロナ前(2020リリース時)と比べるとライトサウナーの減は大きいものの、ミドルサウナー・ヘビーサウナーでは2020時点にかなり近づいていることからも愛好家数が復調しつつあることがわかる。
サウナ愛好家の人口推移(2016~2022)
2021-22年サウナ愛好家人口動向
上の図からもわかるように、2021-22愛好家人口動向においても減少しているのは「1年に1回程度」のライトユーザーの中でもサウナの利用頻度の低い層のみであり、それ以上の愛好家層は復調している。