KDDIは、誰もがクリエイターになりうる世界に向けたメタバース・Web3サービス「αU (アルファユー)」を始動すると発表した。
KDDIは2020年5月に都市連動型メタバース「バーチャル渋谷」、2022年10月にはリアルとバーチャル空間が連動する「デジタルツイン渋谷」など、5G通信とAR・MR技術を活用した都市体験の拡張に取り組んできた。
バーチャル渋谷においては、過去3年にわたりテクノロジーによる新しいエンターテインメントの形としてアーティストによる音楽ライブやアニメ・漫画キャラクターのトークショーなど、バーチャル空間を起点とした都市連動体験を提供してきた。
今回発表した「αU」では、メタバース、ライブ配信、バーチャルショッピングなどWeb3時代のサービスを提供。これにより、リアルとバーチャルの境界がなくなり、音楽ライブやアート鑑賞、友人との会話やショッピングなどの日常体験をいつどこにいても楽しむことが可能となる。
また、国内外のパートナーと連携し、日本のクリエイターやコンテンツのグローバル展開をサポートするという。
具体的に提供するサービスは、メタバースでエンタメ体験や友人との会話を楽しめる「αU metaverse」、360度自由視点の高精細な音楽ライブを楽しめる「αU live」、デジタルアート作品などの購入ができる「αU market」、暗号資産を管理できる「αU wallet」、実店舗と連動したバーチャル店舗でショッピングができる「αU place」。それぞれのサービスの特徴と利用方法は以下のとおりとなる。
■αU metaverse
バーチャル空間に再現された渋谷や大阪の街を舞台に、アーティストによる音楽ライブや、利用者同士が集まって会話を楽しめる、さまざまなコミュニティに出会うことができるメタバースサービス。「αU metaverse」アプリをApp Store/Google Playからダウンロードのうえ、無料会員登録することで利用可能だ。
↑「αU metaverse」サービス画面>
αU live
360度・自由視点映像で高精細な映像を視聴できるライブ体験サービス。アーティストと会場をバーチャル空間に再現し、視聴者はリアルのライブに近い体験ができる。スマートフォンやPCのウェブブラウザーで視聴可能で、詳細は2023年夏頃の正式提供時に改めて案内するとのこと。
↑「αU live」サービス画面
αU market
デジタルアート作品 (NFT) などが購入できる電子取引市場 (マーケットプレイス) 。有名ファッションデザイナーや著名なNFTアーティストによる作品がαU market限定で登場する。作品は「αU market」ウェブページにて購入できる。
↑「αU market」サービス画面>
αU wallet
αU marketで購入したデジタルアート作品 (NFT) や、売買時に使用する通貨である暗号資産の管理ができる暗号資産ウォレット (お財布)。「αU wallet」アプリをApp Store/Google Playからダウンロードし、各種設定することで利用できる。
↑「αU wallet」サービス画面
αU place
リアル空間の街並み・店舗・商品をバーチャル空間上に再現し、ユーザーは現実の街で行なうショッピングと同様に、バーチャル空間内で街を散策することや店舗を見つけて入店することが可能で、店舗スタッフからビデオ通話で商品説明やアドバイスを受けることもできる。2023年夏頃提供予定の「αU place」アプリにて利用できるようになる。
↑「αU place」サービス画面
構成/立原尚子
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