間違えてメガネを踏んでしまったり、長期間使っているとメガネが歪んでしまうことがあります。わざわざお店に持って行くのは手間だし、自分で曲げたらなんとかなりそう……。果たして自分でメガネの歪みを直すことはできるのでしょうか。
メガネの歪みは自分で修理できる?
メガネが曲がってしまった時、お店へ行く時間がなく自分で直そうとする人がいると思います。ですが、メガネは精密機器。その修理にはある程度の技術と経験が必要とされる繊細なものです。
もし、専門の道具を使わずに自分で調整をしてしまうと、フレームが折れてしまったりレンズやメガネ本体を傷めてしまうリスクがあるので、実はあまりおすすめしません。
それでも自分でメガネの歪みなどを修理する時はどうする?
専門知識がない中で、自身でのリペアはあまりおすすめではないのですが、どうしても応急処置で直したい人のために、メガネの調整を以下のような手順で試してみてはいかがでしょうか。
1.まずはメガネの種類を知る
種類によっては自力で修理がしづらいものがあるので、まずは自分のメガネの種類を把握してください。
メタルフレーム
チタンや鋼合金、ステンレスといった素材を使用し、いわゆる金属に該当するフレーム。比較的修理がしやすく、曲がった状態でも多少の手直しでも元に戻しやすいです。
プラスチックフレーム
アセテートやウルテムなど、金属以外の素材を使用し、金属製よりも暖かみのあるイメージのあるフレームです。ただし、修理をする際に、実は特殊な技術を必要とします。なので、プラスチックフレームの場合は、専門店へ修理に出すことをおすすめします。
メガネにはその他、様々な素材が使われています。上にご案内したように、メタルフレーム以外の修正は、おすすめではないとご理解ください。
2.自力で調整するのは難しい部位もある
ヨロイや鼻パッド、ブリッジ、リムなどは自分で調整するのは難しい部位です。無理に調整してしまうと、さらに曲がってしまい破損する可能性もあるので、ここはお店に修理を依頼しましょう。
3.38℃前後のぬるま湯に1分ほどつける
ぬるま湯に1分程つけて温めると、テンプル部分を軽い力で調整可能になります。ただし、コーティングが剥げてしまう原因にもなるので、レンズは湯につけないよう注意しましょう。
4.力加減に気をつける
自分で直す時、どうしても力加減が難しくて、うっかり折れてしまう可能性も。特に、お湯に浸して曲がりやすい状態だと、変形しやすかったり、折れやすくなってしまいます。
扱う時には、ゆっくりとメガネを支えるような感覚で持ち、弱い力で曲がった箇所を元通りにしていきます。
【参考】JINS 曲がったメガネを自力で直すポイントとプロが実践する方法
知らないうちにメガネが歪んでいるかも。歪みを確認するポイントは?
メガネを踏んだ……そんな災難が起きなくても、メガネはかける頻度が高い場合、知らないうちに歪んでいる可能性があります。そこで、ご自身のメガネが歪んでいるかどうか? チェックポイントをご紹介します。
メガネの歪みチェックポイント①正面から見た時の左右のバランス
メガネをかけた状態で顔を正面から鏡で確認します。この時、メガネが傾いていないかをチェックしましょう。目や眉に対し、フレームがまっすぐ平行になっているかどうかが、傾きチェックのポイントです。
メガネの歪みチェックポイント②レンズと目の位置
目がレンズの中央より5㎜ほど上にあるのが、視界を確保しやすいメガネの位置とされています。メガネをかけた時、上下のバランスに違和感があれば、歪んでいる可能性があります。
メガネの歪みチェックポイント③下を向くとメガネがズレる
下を向くとメガネがズレてしまうのは、テンプルからモダンにかけてのフィッティングが合っていないかもしれません。その場合は店舗で調整してもらいましょう。
メガネの歪みチェックポイント④鼻パッドが浮く、鼻周りに痛みを感じる
左右どちらかの鼻パッドが浮いたり、強く当たって傷みを感じたら、鼻パッドの調整が必要かもしれません。鼻パッドが汗やホコリなどで汚れていたら、劣化している可能性もあるので、鼻パッドの状態をチェックしておきましょう。