洗濯機を使用中、運転音がいつもよりうるさいと故障かもと思ってしまうかもしれません。ですが、音がいつもよりうるさい場合、修理しなくても改善することがあるってご存じですか? あわてて修理に出したり買い替えする前にチェックしてみましょう。
洗濯機の運転音がうるさい原因は!? もしかしたら故障ではないかも
もし運転中の騒音が気になったら、以下の原因をチェックしてみましょう。
洗濯機の音がうるさい原因①洗濯物の詰めすぎ
洗濯物を詰めすぎてしまうと遠心力が強くかかってしまい、ガタガタと大きな音の原因になることも。洗濯物の量は、洗濯機の規格容量の8割程度がベストとされています。適正容量以上にたくさん衣類を洗濯してしまうと、故障の原因となるので注意しましょう。
洗濯機の音がうるさい原因②洗濯物の量が少なすぎ
洗濯物の量が多いと大きな音の原因となりますが、逆に少なすぎてもガタガタと音がなることもあります。洗濯物が少ないと、洗濯槽の重さを均等に保ちにくくなるからです。
ただし、洗濯物の量が少ないと、洗濯機の故障の原因になるということはほとんどないようです。
洗濯機の音がうるさい原因③大きな洗濯物の入れすぎ&洗濯用ネットをたくさん使っている
毛布やシーツ、クッションなどの大型の物を入れすぎたり、洗濯用ネットにパンパンに詰め込んで洗濯をすると、遠心力がかかり回転が上手くかからず振動し、騒音の原因になります。
厚手の物や洗濯用ネットは水を吸うと重みが増すので、減らして洗ったり、毛布やシーツなどの大物は無理して洗わず、近くのコインランドリーなどを利用するのも良いでしょう。
洗濯機の音がうるさい原因④レインコートなどの水を弾く洗濯物が入っている
レインコートや防水マットなどの水を弾く素材のものは、水が洗濯槽の中に溜まりやすく、騒音の原因に。水を弾く素材のものは、なるべく洗いとすすぎのみにしておくのがおすすめです。
洗濯機の音がうるさい原因⑤洗濯物が偏っている
毛布やシーツ、バスタオルなどの大きいものと、下着などの小さい衣類が混在していると、洗濯物の偏りが起きやすくなります。
あまりにも偏りがひどいと、エラーが出て運転を一旦停止することも。このような時は、一度洗濯機を止めて中の重さが均等になるようにばらしましょう。
洗濯機の置き方でも騒音の原因に
洗濯物の量や種類だけではなく、洗濯機の置き方によっても騒音が起きてしまいます。
洗濯機の運転音がうるさくなる置き方①洗濯機が傾いている
洗濯機には水準器と呼ばれるものが付属されていて、水準器の気泡が真ん中にあれば水平に置かれていると確認できるのでチェックしてみましょう。
水準器が洗濯機に付いていない場合でも、単体で購入したり、スマホアプリでも確認ができます。
洗濯機の運転音がうるさくなる置き方②床の強度不足
洗濯機を設置したあと、床の強度が弱くなり、傾いたことで騒音がしている可能性があります。
なので、一度床を確認して変色やへこみを発見したら、洗濯機を移動して修理することをおすすめします。
洗濯機の運転音がうるさくなる置き方③洗濯機の足の高さ
洗濯機の足の高さは調整できるものが多く、高さの違いやゆるみで不安定になり騒音の原因になることも。水平な状態に戻せば改善されますが、部品が壊れてて高さが安定しないなどあれば、応急処置としてタイルなどを挟んで置き、早めに修理を依頼しましょう。
洗濯機の運転音がうるさくなる置き方④排水パイプの位置が間違っている
排水パイプの位置が間違っていたり、ゴミなどが詰まってうまく排水ができていないと、洗濯槽内に水が残って音がうるさくなってしまいます。
このようなことを防ぐため、排水パイプが正しい位置にあるか、何かゴミなどが詰まっていないかなどを定期的に確認しましょう。
衣類の量や置き方などが正しいのに洗濯機の運転音がうるさい…もしかしたら故障しているかも
上述した衣類の量や洗濯機の置き方をチェックしても当てはまらない場合は、洗濯機が故障しているかもしれません。
洗濯槽の中をのぞいて傾いている場合、軸が曲がっていたり、歪んでいるかもしれません。自分で修理するのはほぼ不可能なので、このような時はメーカーや修理業者へ依頼をしましょう。
【参考】ハイアール もしかしたら簡単に解決するかも?洗濯機が騒音でうるさいときは◯◯が原因!
※データは2023年1月中旬時点での編集部調べ。
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文/山田ナナ