生産ラインで作られた掃除機『Be-K』&『ZUBAQ 』
今回、生産ラインで製造された掃除機はサイクロン式の『Be-K』とスティック型の『ZUBAQ 』の2種類だ。同社の企画統括部の横山亮平氏に特徴を聞いてみた。
「Be-Kは軽量且つハイパワーの基本性能に加え、ハンドル部など手に触れるところに抗菌加工を採用しており、高い清潔性も兼ね備えております。ブラシの毛がらみのお手入れも簡単で、掃除機のこうだといいながバランスよく揃ったサイクロン式の掃除機です」
「Be-K」シリーズでは2月1日より新商品として「TC-ED2C」を発売。本体質量2.4kgの軽量設計としたほか、ブラシには「快速からみにくい自走ブラシ」を搭載し、自走感のある軽いかけ心地をかなえるという。なお、集じん容積は0.6Lで、吸込仕事率は約320~80Wとなる。
製品情報:https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/cleaner/product/be-k/tc-ed2c/index.html
「ZUBAQ は、お部屋に置いておける充電台一体型デザインと、手前に引けばスティッククリーナー、持ち上げればハンディクリーナーとなる簡単操作で、いつでも気づいた時にサッとお掃除が可能です。また、強力な吸引力と、毛がらみにくさと自走感を両立したブラシで、家中くまなくきれいにできます」
サッと使えて、お手入れも簡単、共働き家庭にうれしい機能が満載の三菱電機のコードレススティッククリーナー「ZUBAQ」は片手で持ち上げるだけでハンディクリーナーになるコードレススティック掃除機。床掃除はもちろん、椅子や棚などの掃除など、目的に合わせて簡単に使い分けできる。
約70分の急速充電で約40分使用でき、パワフルな強運転でも約10分使用可能だ。スティック型ながらパワフルな吸引力で部屋中くまなく掃除することができる。スタンド一体型なので、充電し忘れの心配がないのもうれしい。
製品情報:https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/cleaner/product/cordless/index.html
『つかうモノ』から『したいコト』へ
今、三菱電機が力を入れているのが「『つかうモノ』から『したいコト』へ」だ。つながる技術の進歩と市場の変化に対応し、“顧客が操作する機器を作る”という発想から,“顧客の暮らしを支えるソリューションを提供する”という考え方への転換を図っている。“つかうモノから したいコトへ”という考えの下、ビジネスモデルの変革を推進することで新たなライフソリューションを築いていくという。
すでに同社では三菱電機のエアコン、キッチン家電や住宅設備などを操作できるアプリ「MyMU」を開発している。2023年にはMyMU内に、「MyMU+」として就寝中にエアコンを自動制御する「おやすみサポート」や、エアコンや冷蔵庫、給湯器の使用状況を通して高齢者を見守る「MeAMOR」などを追加。今後も個別の家電の提案にとどまらず、それぞれの家電が繋がりサービスと連携することによる、くらしと社会をつなぐソリューションを提案するという。
三菱電機 IoT・ライフソリューション新事業推進センター長の朝日宣雄氏は「社会の変化で多様化な価値観が生まれ、少子高齢化により家の在り方も変わってきており、『つかうモノ』から『したいコト』を考えることが必要になってきている」と話す。
最後に話は少し脱線してしまうが、同社のIoT・ライフソリューション新事業推進センター長の朝日宣雄氏に「一番思い出に残っている製品」について聞いてみた。
「難しい質問ですが……「布団乾燥機」ですかね。入社当時、独身寮に入ったのですが、まず購入した製品がダニパンチという画期的な機能が付いた布団乾燥機でした。弊社の考える『生活(くらし)に価値を』を実感できた製品とも言えそうですね」
※写真は1977年発売の「AD-600A」
同社が提案する「くらしと社会に価値をもたらす家電ソリューション」に今後も期待したい。
文/inox.