レンズに傷がついてしまうと、メガネを掛けていて違和感があるのはもちろん、ビジネスシーンなどフォーマルな場では周囲の目も気になります。
ではレンズに傷がついてしまったらどうしたら良いのでしょうか。対処法と、これからメガネを大切に使っていくための予防策についてご紹介します。
メガネのレンズに傷が……自分で修理できる?
自分でメガネの傷を直そうとすると、かえって傷を大きくなってしまうことも。なので、自分では直そうとはせずに販売店にて相談しましょう。
メガネの傷にはさまざまな種類がある
メガネについてしまった傷には様々な種類があります。
ひっかき傷
砂やホコリなど小さなゴミが表面を擦ることでできる傷。ゴミがついたまま、レンズを乾拭きすることでこのような傷ができてしまいます。
コーティングのはがれ
ひっかき傷や細かい傷が重なると、レンズ表面のコーティングがはがれてしまいます。レンズ表面のコーティング剤は、キズ防止の役割があります。なので、このコーティング剤がはがれることで、よりレンズが傷つきやくなっています。
レンズの欠け
落としたりぶつけたり、強い衝撃を受けるとレンズが欠けてしまいます。中でも、フレームのないメガネだと特に欠けやすくなるので注意しましょう。
レンズのへこみ
レンズに衝撃を加えると、割れずにへこみができる場合も。レンズがへこむと視界が歪んだり、景色がクリアに見えなくなることがあります。
クラック
プラスチックのレンズは熱に弱く、熱い場所に置くとひび割れを起こす場合もあります。この現象を「クラック」と言います。
メガネに傷がつかないように普段から気をつけて使おう
メガネの傷を自分で修理するのは難しいので、普段から傷がつかないように気をつけて使うようにしましょう。
レンズを強く擦らないようにする
レンズを強く擦ってしまうと傷がついてしまう原因に。なので、メガネ拭きを使用して手入れする時は、できるだけ優しく拭きとるようにしましょう。
乾拭きをしない
砂やホコリなどのゴミが付いたまま乾拭きをすると、レンズに傷がついてしまいます。なので、メガネを拭く時は、いきなりメガネ拭きをつかわず一度レンズを水で流しましょう。
レンズを水で流す時、プラスチックレンズは熱に弱いので水ですすぐようにします。水でレンズの表面をすすいだら、ティッシュや布でポンポンとレンズに当てるようにして水分を取ります。
水分が十分に拭き取れたら、最後の仕上げとしてメガネ拭きでレンズをやさしく拭き取ります。
レンズを下向きにして置かない
メガネを置く時は、レンズを上向きにしておきます。レンズを下向きにして置いてしまうと、机とレンズが擦れてしまい傷のがついてしまう原因になってしまいます。
持ち運ぶ時はケースを使う
メガネを持ち運ぶ時、カバンにそのまま入れてしまうと傷がつきやすくなってしまいます。また、レンズ部分を出した状態で胸ポケットへ入れて歩くとホコリなどのゴミがレンズに付着することも。
なのでメガネを持ち運ぶ際には、専用のメガネケースを使うように心がけましょう。
暑くなる場所には置かない
プラスチックレンズは熱に弱いので、高温になる場所には置かないようにしましょう。また、ご飯やお風呂場の湯気に晒されると、レンズコートに傷がついたり、クラックに原因にもなります。なので、蒸気と湯気を避けることも重要なポイントです。