2008年に日本初上陸となった「iPhone 3G」以降、iPhoneシリーズといえばディスプレイ下部にホームボタンを搭載したデザインでした。しかし、2017年発売の「iPhone X」以降のシリーズでは、廉価モデル「iPhone SE」シリーズを除き、前面のほぼすべてがディスプレイのデザインが採用されています。
そのため、iPhone 8シリーズ以前のモデルや、iPhone SEシリーズを愛用している人が、iPhone 14シリーズやiPhone 13シリーズといったモデルを使ったり、機種変更をする時、ホームボタンのない操作に戸惑ってしまうことも……。
そこで、ホームボタンが廃止されたiPhone X以降のモデル(iPhone SEを除く)にて、ホームボタンを搭載した機種から変更された主な操作方法をご紹介します。
※画像はiOS 16を搭載したiPhone 14 Proになります。
目次
ホームボタンのないiPhone X以降の操作方法①電源のオン・オフ、再起動
iPhonの電源をオンにする場合は、ホームボタンを搭載したiPhone 8以前のモデルの操作と変わりません。
ただし、電源をオフにする場合は、ホームボタンを搭載したiPhoneシリーズでは、サイドボタンの長押しのみだったのに対し、ホームボタンのないiPhone X以降のモデルでは、「サイドボタン(本体右側)」と「音量ボタンの上下どちらか(本体左側)」を同時に押します。
iPhoneを一度再起動したい場合、上記の方法で電源オフ→電源オンの手順を踏んでもOKですが、音量ボタン(上)→音量ボタン(下)→サイドボタン(画面が途中切り替わっても、Appleロゴが出るまで押し続けます)の手順でも、本体の再起動ができます。
ホームボタンのないiPhone X以降の操作方法②スクリーンショットの撮影
iPhone 8以前の機種やiPhone SEシリーズでは、サイドボタンと同時にホームボタンを押すことで、スクリーンショットの撮影ができます。
ホームボタンが廃止されたiPhone X以降の機種の場合、サイドボタンと同時に音量調節ボタン(上)を短く押すと、スクリーンショットが撮影できます。
ホームボタンのないiPhone X以降の操作方法③ホーム画面に戻る、タスク一覧の表示
ホームボタンが搭載されたiPhoneシリーズでは、アプリの起動中にホームボタンを一度押すとホーム画面に戻る、ダブルクリックするとタスク一覧(起動していたアプリの一覧)が表示されます。
iPhone X以降の機種では、アプリの起動中にディスプレイの下側から上方向にスワイプするとホーム画面に戻ります。また、上方向にスワイプしている途中、画面の中央付近で指を止めると、タスク一覧が表示できます。
アプリを強制終了させる場合は、タスク一覧に表示されている該当アプリを上方向にスワイプしましょう。
ホームボタンのないiPhone X以降の操作方法④通知パネル、コントロールセンターの表示
ホームボタンがあるiPhoneシリーズの場合、ディスプレイ上部から下にスワイプすると通知の一覧、ディスプレイ下部から上にスワイプするとコントロールセンターが表示されます。
ホームボタンがないiPhone X以降の機種では、ディスプレイ下部から上方向へのスワイプは、「ホーム画面に戻る」動作になります。通知一覧を表示する場合は、ディスプレイ上部の左側、コントロールセンターを表示する場合はディスプレイ上部の右側からそれぞれ下にスワイプします。
ホームボタンのないiPhone X以降の操作方法⑤Siri、Apple Payの起動
ホームボタンを搭載したiPhoneシリーズの場合、ホームボタンを長押しすることで「Siri」の起動ができます。ホームボタンが廃止されたiPhone X以降の機種では、サイドボタンの長押しがSiriの起動に割り当てられています。
サイドボタンを長押ししてもSiriが起動しない場合は、設定アプリの「Siriと検索」より「サイドボタンを押してSiriを使用」や「ロック中にSiriを許可」のタブをオンにスライドしましょう。
iPhoneで各種支払いができる「Apple Pay」を起動する場合、ホームボタンのある機種ではスリープ状態でホームボタンをダブルクリックする必要がありましたが、iPhone X以降の機種ではサイドボタンをダブルクリックします。
また、Apple Payでの支払いには生体認証を使用しますが、iPhone X以降の機種にはTouch ID(指紋認証)が搭載されておらず、Face ID(顔認証)でロックの解除を行うので、サイドボタンのダブルクリック後に、一度インカメラに顔を向ける必要があります。
※データは2023年2月中旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦
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