今後の展望、そして最も気になるお話…
世界に誇れる「水習字用紙」を開発した浜飯さん、そして浜飯さんが代表を務める合同会社イージーモードの展望とは?
「当たり前だと思っていることに疑問を持ち続けるようにしたいです。私もお習字の先生なので、もちろん墨で書く書道も大切にしています。ただ、たとえ伝統文化であってもちょっとしたイノベーションなら受け入れてもらえると考えています」
「水習字用紙は私達にとって、あくまで入口。水習字用紙を使うことで書道の楽しさに気づき、本格的に墨で書く書道をやってみたいと思う方もいるでしょう。そこから、書道人口が増えてくれれば嬉しいです」
現在、合同会社イージーモードでは水習字用紙で書いた作品を写真に撮り、
Twitter・Instagram・メールで送れば無料で添削。SNS上で発表してくれるという。(2023年3月31日まで)
また、次の事業として「オンライン書道教室」を準備中。作品をスマホで撮影して送るだけで「朱墨添削」が受けられ「段級取得」ができるとか。2023年3月開始予定とのことなのでこちらも期待大だ。
最後、ずっと気になっていた質問をしてみた。
–浜飯さんは書道教室の先生だそうですが、なんでこんなに凄い用紙を開発できたんでしょうか?もしかして、科学や薬品系の博士とか・・?
「いや全然違います。技術も経験もなく、大学も文系の商学部です。ただ、こういうものがあればいいなぁ、便利だなぁ、というイメージだけは持っていました。夜な夜なひとり黙々とテストしていたことが今は懐かしいです笑」
取材協力
合同会社イージーモード(花香墨オンラインショップ)
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文/太田ポーシャ