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乗り心地、操作性、運転支援、先進安全機能、じっくり乗ってわかった新型「プリウス」の実力

2023.02.26

文句なし!!と感動したポイントは?

パワーステアリングの素晴らしくスムーズで切れ味のいい操舵フィール、トヨタのハイブリッドカーとして最上級と断言していい自然なブレーキフィールもまた、新型ならでは。ゆえにプリウス史上でもっともキビキビした走りが可能であり、ブレーキを踏んだ際の揺れの少ない(カックンしない)制動が可能になっている。

公道を試乗したのは全2回。2回目は数日間、自宅を起点にあちこち走り回ったのだが、そこで改めて気になったのが、斜め前方、斜め後方、そして真後ろの視界だった。ただし、真後ろに関しては、デジタルインナーミラーが解決してくれそうだが、斜め方向の視界は最後までなじめなかった。

一方、文句なし!!と感動したところも数多い。プリウスに限った機能ではないが、プロアクティブドライビングアシストに含まれる歩行者、自転車運転車、駐車車両に対する操舵・減速支援、先行車に近づくと自動で減速してくれる減速支援、カーブに差し掛かかり、自車の速度が高すぎると判断されると自動で減速してくれるカーブに対する減速支援のありがたみを改めて強く実感。さらにトヨタブランド初として車線内走行時常時操舵支援、右左折時減速支援まで備わるのだから完璧だ。ACC(アダプティブクルーズコントロール)でも先行車に対して一定の距離を維持してくれるものの、ACCを使わない一般道の走行でも先行車をしっかり見てくれている安心感は絶大と言ってよく、絶妙なスピードコントロールという意味での走りやすさにも直結する。

そのほかにも、出合い頭の事故を防止してくれるフロントクロストラフィックアラートや前後方のサポートブレーキにもお世話に!?なったし、ドアを開ける際に後方から自転車、自動車が接近している際にアラートを発してくれる安心降車システム、あおり運転のような後方車両の接近を検知した際にアラート、ディスプレー表示に加え、音声通知によるヘルプネット(いわゆるオペレーター対応のSOSコール)接続の提案(警察への通報)まで行い、同時にメーカーOPのドライブレコーダー装着時ならイベント記録まで実施してくれる先進機能まで持つのだから万全だ。そう、全方位に守られ、いつでもオペレーターとつながる絶大なる安心感に包まれつつの運転、ドライブが可能になるのが新型プリウスでもあるわけだ。

そうそう、電気式4WDとなるE-Fourモデルはと言えば、車重がFFモデルに対して60kg増しになるものの、リヤモーターの追加でシステム出力が199psに高まるだけでなく、発進時に後輪からグイッと押し出される力強さがあり、加速レスポンスも格上。乗り心地もより重厚でしっとりしたタッチになり、段差乗り越え時のショックも軽微になる。カーブや山道の走行だけでなく、滑りやすい路面で威力を発揮してくれるのはもちろんだ。

一般販売のお薦めグレードはズバリ、Gではなく最上級のZである(FFか4WDかは使用環境で決めればよい)。Gに対して50万円高となるものの、エクステリアのブラックパーツが艶ありになって見た目の高級感がグンと高まり、静粛性を高めるダッシュサイレンサーが”上級”仕様になり、シートがデザイン性にも優れた合成皮革仕立てに格上げされるとともに、暑い時期に嬉しいシートベンチレーションまで備わるのだ。また、多機能なディスプレーオーディオが唯一12.3インチの大画面となるほか、最先端の自動パーキングシステムを含むトヨタチームメイトも標準装備され、トヨタ最新の新型プリウスらしさを存分に堪能できる機能、装備が満載だからである。なお、側方接触事故防止に役立つブラインドスポットモニター(安心降車システムなどを含む)はそのZグレードしか注文できない・・・。こうした安全にかかわる機能装備は全グレードに展開してほしいところだ。

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文・写真/青山尚暉

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