KDDIは、「Zoom Phone」から固定電話の発着信が可能となるクラウド型電話サービス「Cloud Calling for Zoom Phone」を発表した。ビデオコミュニケーションプラットフォーム「Zoom」と合わせて、3月30日から法人向けに提供を開始する。
↑「Cloud Calling for Zoom Phone」のサービスイメージ
「Cloud Calling for Zoom Phone」は、オフィスの電話番号がそのまま利用可能で、スマートフォンやパソコンでどこでも連絡できるフルクラウド電話サービス。Zoomのクラウド型電話サービス「Zoom Phone」とKDDIのクラウド音声網を接続することで、固定電話番号による発着信と高品質な音声通話を可能にするという。
フルクラウド型のためオフィスへの電話回線の引き込みや宅内機器の設置工事などが不要で、固定電話の利用環境を迅速に構築することが可能。また、KDDIが提供する固定音声サービス同士の通話料金が無料のほか、KDDI 光ダイレクトから本サービスに転送する場合も通話料金は無料のため、コスト面の負担を軽減することもできる。
さらに、番号ポータビリティが可能なため、現在利用中の固定電話番号を継続して利用することができるのも利点。オフィスの電話番号を変えることなく、電話環境をクラウド化することができる。
なお、「Cloud Calling for Zoom Phone」のサービス利用には、「Zoom One / Meetingsライセンス」と「Zoom Phoneライセンス」が必要。同社では、通話状況や通話品質の確認が可能なダッシュボード機能のある「Zoom One Business」または「Zoom One Enterprise」との組み合わせを推奨している。
関連情報
https://biz.kddi.com/service/zoom/zoom-phone/
構成/立原尚子