乗り物酔いに悩まされてきたすべての人に朗報!吐き気を緩和させる新アイテム『スッキリバンド』が登場!
コロナ禍以降、人口密集地を離れ、屋外で楽しむレジャーに傾注する人は随分増えてきた。
このため釣りが再注目される形となり、釣りファンも増えてきている。
筆者も釣りは以前から楽しんできたが、乗り物酔いをしやすく、そのために船釣りに二の足を踏むという弱点を抱えていた。もちろん、酔い止めを服用すれば幾分マシになるものの、何も対策をせずに船に乗って楽しめる人たちを見ていると、正直ちょっとうらやましい思いをしたものである。
せめてもっと気軽に船釣りを楽しめれば……そう思っていた折、面白い商品の情報に直面した。
株式会社プレスビーという企業が、英国生まれの非薬物性吐き気緩和バンドを国内販売するという、報道関係者向けのプレスリリースが発表されていたのである。
国内流通における商品名は『スッキリバンド®』。
乗り物酔いに悩まされている人はきっと全国に五万といるはず。
そういった方々の心強いパートナーになるアイテムかもしれないと思い、今回は株式会社プレスビーのマネージャー。北川さんにインタビューを敢行した。
「我こそは乗り物酔いしやすくてろくにレジャーを楽しめない! 何なら日々の電車通勤ですぐしんどくなる!」という方には、ぜひ最後まで読んでいただきたい。
『スッキリバンド』が日本国内で販売されることとなった経緯とは?
松本 本商品は元々海外では広く流通している乗り物酔い緩和バンドということですが、こういったグッズにあまりなじみがない日本人も多いはずです。
まず、乗り物酔い緩和バンドについての簡単な仕様のご説明と、今回株式会社プレスビーさまが、『スッキリバンド®』を国内販売することとなった経緯について、簡単にご説明いただけますとさいわいです。
北川さん 本製品は、全世界で年間約280万個を販売しております。
これはコロナ禍に突入した2018-2019年度実績です。パンデミック前はこの倍以上を販売しておりました。
もっとも販売されている国はアメリカで、ほぼすべてのドラッグストアや大型小売店のお薬コーナーで販売されており、空港をはじめ公共交通機関の施設でも販売されております。
1972年に、当時ニクソン米国大統領が中国訪問時に同行した大統領付医師、Dr. Walter R. Tkach(ウォルター・R. トカッハ)が中国医学を起源とし、内関(ないかん)ツボの有効性を知り、ツボを刺激するリストバンドを開発。
米国経由で西洋医学に導入されて以来、その安全性及び有効性が臨床試験にて確認されています。
大西洋横断ヨットレースで乗組員が激しい荒波で船酔いすることから、船乗りでもある医者により「内関ツボ」を刺激し続けることで船酔いを緩和するリストバンド(海外製品名Sea-Band®(シーバンド®)を使用、大幅に船酔いが軽減したことから効果確認後、製品化されました。
以後、アメリカのSea-Band®は英国のニット紡績工場経営をするBennet社に製造販売が移管され、Bennet社の子会社である英国Sea-Band Limitedが現在も英国レスター州ヒンクリーで製造しています。
Sea-Band®が海外製品名、『スッキリバンド®』が日本市場における製品名です。様々な吐気や胃腸の不快感、つわり、緊張の緩和に使えることから、Sea-Bandという名称ですと船酔いだけに特定されやすいため、スッキリバンド®に変更しました。
(国内販売に至った経緯について)プレスビー代表の木村は少年野球コーチをしております。野球遠征試合時に、車酔いする選手が多く、投薬すると眠気や運動の影響することから、この製品を海外で見つけ、車酔いする選手へ使用したところ効果があったため、正式に日本へ輸入・販売をするきっかけとなりました。
とくにアメリカでは至る所で販売されていることから、その定着度は飲み薬と同等であり、信用性も高いと感じたのです。
乗り物酔いや吐気、つわりの緩和という表現は薬機法で一般医療機器の許可がなければ表記や製品説明ができなかったのですが、株式会社プレスビーは、イギリスで開発された度数調節メガネ®を日本国内で販売しており、そのイギリスとのつながりとともに、医療機器製造販売業許可を有しておりましたので、薬機法に基づいた販売管理や製品安全を確認したうえで、「一般医療機器」としてシーバンド®を『スッキリバンド®』として発売する形となりました。
インターネット販売等では、医療機器ではない模倣品が販売されているので、皆様にも注意を促したいところです。
『スッキリバンド』はどこで入手できる?
松本 『スッキリバンド®』は船酔い、車酔いなど、乗り物酔い全般に効果を発揮する非薬物性吐き気緩和バンドということですが、これによって従来乗り物酔いに悩まされてきた方々からも注目を受けることと思われます。
プレスビーさまの公式サイト上でも販売開始のアナウンスは既に行われていますが、先日公開されていたプレスリリースによれば、取扱実店舗は人気釣り具ショップを展開する株式会社タックルベリーのうちの5店舗となっておりました。
今後取り扱い店舗を増やす見込みなどは、現時点ではございますでしょうか?
北川さん 現在、販売店舗はハンズ・ロフト各店舗のトラベルグッズコーナー、東京国際空港(羽田空港)国内線・国際線ターミナル内の自動販売機、アマゾン、楽天等のECストア、タックルベリーとなっておりますが、今後はドラッグストアチェーンや駅売店、高速道路サービスエリア、フェリーターミナル、遊園地等での販売も予定しております。
(筆者注:こちらが商品パッケージ。空港やフェリーターミナルでの取り扱いもなされるのは嬉しい)
また、つわりの吐き気緩和、PONV(全身麻酔離脱時の吐き気)緩和、抗がん剤など化学療法投薬時の吐き気緩和等で、すでに病院や医師が使用しているケースもあります。
これらの吐き気については、つわりの場合は胎児への影響、またそれ以外の治療中による吐き気緩和には、既往症や治療中の投薬と飲み合わせができないことが多く、制吐剤が使用できないため、非薬物性の吐き気緩和は有効であると評価をいただいております。
それ以外にも二日酔いや急な胃の痛み、緊張緩和という「内関ツボ」の効果効能を十分発揮できる製品でもありますので、こうして広く製品についてご紹介をいただける機会によって、販路は広く拡大していくと考えております。
アメリカでの販売実績からみても、日本はまだ認知度は低いのですが、徐々に高まっていくと考えています。
効果効能については、世界の医療機関で取得している膨大な治験データがありますので、エビデンス資料がございます。
株式会社プレスビーより、読者の方々への『スッキリバンド®』のPR!
松本 最後になりますが、たとえば釣りが好きなのに船酔いが酷いので、船釣りをすることが出来ないなど、世間には乗り物酔いのせいでレジャーを存分に楽しむことができない方も多くいらっしゃいます。
そういった方々に向けて、本商品の魅力について、PRしていただけますとさいわいです!
北川さん 船酔いが最も強いものというイメージがありますが、少年野球やサッカーでの遠征時の車移動や、バス遠足、また大人でもバスツアーや沖縄等ではバスとフェリーを交互に使用するものやダイビングなど、乗り物酔いと旅行は切っても切り離せない関係です。
そして、「酔う」から旅行を躊躇したり、行きたくても行かないと楽しい機会を失う方々も多いと伺います。
乗り物酔い止め薬(ちんうん薬)は、眠気を誘発することがあったり、前日から薬の効果(血中濃度)を上げるため投薬をする、また既往症で酔い止め薬を飲めない方も多いところです。
『スッキリバンド®』は安心の非薬物性乗り物酔い止めリストバンドです。眠くなることなく、安心して他のお薬との併用も可能です。
また、乗船(または乗り物に乗る)5分前くらいに装着することで効果が表れます。
手軽に脱着でき、しかも洗濯することで何度も使用できます。バンドはラテックスフリーで、ラテックスアレルギーの方がアナフィラキシーショックを受けず、バンドの繊維もエコテックススタンダード100®を使用、かぶれや皮膚アレルギーを最小限に抑える素材となり、誤飲しても溶解しない安全性を確認した樹脂でボタンをつくっています。
マリンスポーツでそのまま水の中(海水・淡水OK)にはいっても問題ありませんし、汗をかいてもズレたりすることはありません。ダイビングスポットまで船で移動するのは酔うけど、ダイビングはしたいという方にも安心できる製品です(ただし、どんな製品でも同じこととして、個人差がございます)。
『スッキリバンド』は子供用、妊婦さん用もあるので、幅広い用途で活用してみては?
ということで、今回は株式会社プレスビーの北川さんに『スッキリバンド®』について、かなり詳しい説明をしていただけた。
酔い止めの中には、服用後眠気を誘発するものもあり、自家用車の運転をする際にはここがネックとなっていた。
一方で本商品はそういったリスクはないため、気軽に装着して運転をすることも出来るのは嬉しいポイント。
また、『スッキリバンド®』は大人向けの他、子供向けタイプ。
さらに妊婦さん向けと、計3タイプが用意されている。
上の画像は、子供向けタイプとなる。
記事中でも言及があったように、妊婦さんのつわりにも効果を発揮するバンドなので、妊娠後の病院への通院などの際、タクシー移動のお供に最適と思われる。
販売価格はいずれも2,380円(税込)。
乗り物酔いに都度苦しんでいる方にとっては決して高い買い物ではないため、気になる場合はさっそく入手してみてはいかが?
文/松本ミゾレ
【取材協力】
株式会社プレスビー
『スッキリバンド®』公式ウェブページ