使用中に洗濯機から異音がしたり、水漏れがすると故障かもと心配になるかもしれません。でも実は、故障ではなく自分で改善できるようなトラブルの場合もあります。買い替えする前にチェックしておきたいポイントをご紹介します。
故障と間違えやすい洗濯機のトラブル
洗濯機を使っていて故障と間違えやすいトラブルがいくつかあります。修理などで改善するかもしれないトラブルなのでご紹介します。
故障と間違えやすい洗濯機のトラブル①給水スピードが遅い
給水のスピードが遅い原因は、洗濯機の給水弁のフィルターにゴミが詰まっていることかも。使い古しの歯ブラシやピンセットなどで清掃することで元に戻る可能性があります。また、蛇口をきちんと開いていない場合もあるのでチェックしてみてください。
故障と間違えやすい洗濯機のトラブル②水漏れする
蛇口や給水ホース、ニップル(蛇口とホースをつなぐ部品)から水が漏れている場合、洗濯機本体ではなく、手前の接続部分に問題があるかもしれません。緩みなく接続されているか確認しましょう。また、排水溝が詰まっている可能性もあるので、合わせてチェックするのがおすすめです。
洗剤ケースとゴミ取りフィルターも確認
洗剤ケース内で洗剤が固まると、洗濯槽に送られる水がせき止められ、ケースから水が逆流することも。このような時は、洗剤ケースを取り出し、歯ブラシなどで汚れを取りましょう。
また、洗濯槽の中にあるゴミフィルターにゴミが溜まると、槽内から水が排出されにくくなるので、ゴミ取りフィルターのゴミを定期的に捨てましょう。
故障と間違えやすい洗濯機のトラブル③脱水時だけ異音がする
脱水時に異音がするのは、脱水槽が周囲の壁にぶつかっている可能性があります。原因の1つに考えられるのは、洗濯機の四隅にぶら下がっていて、洗濯槽を吊り下げている〝吊り棒〟です。破損すると脱水槽のバランスが崩れてしまうので、取り替えることで改善する場合があります。
自分で交換も可能ですが、洗濯機の操作パネルや上蓋を外さなければいけないので、プロの人にお任せするのが無難でしょう。
洗濯機の寿命はどのぐらい?
洗濯機の平均寿命は6~8年といわれており、平均寿命よりも長く使っていると、故障やトラブルが増えることがあります。
故障をする前に買い替えた方がいいのか迷ったら、寿命の目安となる、以下の指標を参考にしてみてください。
洗濯機が故障するその前に〝寿命の目安となる指標〟を確認しよう
洗濯機の故障やトラブルが起きてしまうその前に買い替えたいなら、洗濯機の寿命の目安となる指標を確認しておきましょう。
寿命の目安になる指標①メーカーの部品保有期間
不具合が起きた時にメーカーが修理するための部品には、保有する期間が決まっています。この期間が過ぎてしまうと、部品がなく修理できない可能性も。保有期間はメーカーによって異なりますが、基本的に6年程度といわれています。
寿命の目安になる指標②設計上の標準使用期間
洗濯機本体には、〝設計上の標準使用期間〟が記載されているシールが貼られています。〝設計上の標準使用期間〟とは、使用環境や使用条件、使用頻度などの標準的な数値をもとに、経年劣化によるトラブルが少ないことを確認した時期までの期間(年数)のことです。
あらかじめ把握しておくことで、故障してしまう前兆を察知しやすくなるでしょう。
【参考】ノジマ 洗濯機の寿命はどのくらい?音やカビなどの理由や長持ちさせる方法を解説
※データは2023年1月上旬時点での編集部調べ。
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文/山田ナナ