今やスマホは、ほとんどの人にとってなくてはならない生活必需品だ。それは大人だけではなく、子どもたちにとっても同じこと。
家族で連絡を取り合うのも、友人とSNSを共有するのも、ゲームをするのも、iPhoneやAndroid端末一つで完結させている小中学生は多いことだろう。
では実際のところ、イマドキの小中学生の何割程度がスマホを所有しているのだろうか?
NTTドコモ モバイル社会研究所はこのほど、「小中学生のスマホ所有率」に関する調査結果を発表した。
小学生高学年でスマホ所有率は37%(前年比+4)で、過去最高を更新
スマホの所有率(子が専用で所有している)は、小学生高学年で+4の上昇し、37%と過去最高を更新した。中学生は-3で76%、サンプル数の関係で上下しているが、上昇傾向とは言えない状況だ。
図1. 【小中学生】スマホ・キッズケータイ所有率 経年推移
中学生のスマホ利用率 ここ数年80%後半で推移
次にスマホ・キッズケータイの利用率を見ていく。図2の通り、スマホの利用率は小学生で上昇傾向、中学生は80%後半で変わらない状況だ。図1の所有と比較し、特に小学生で利用が高いのは親の端末の利用、家族での共有などが考えられる。
図2.【小中学生】スマホ・キッズケータイ利用率 経年推移
スマホ所有率 小学6年生で半数、中学2年生で8割を超える
次に所有状況を詳細に見ていこう。図3は学年別に所有状況を示したものとなる。小学6年生になると半数を超え、中学2年生になれば8割を超えている。
図3. 【小中学生】学年別スマホ・キッズケータイ所有率