災害時に役立つ非常食ですが、どんなものをどれくらい準備すべきなのか……初めて買う時にはわからないこともたくさんあるでしょう。また、通販で買う前に、手に取って確認できるお店もご紹介します。
目次
災害時に役立つ〝備蓄食品〟は大きく分けて2種類
備蓄食品は大きく分けて〝非常食〟と〝日常食品〟の2種類あります。非常食は、災害時の備えとして用意し主に災害時に使用するもの。日常食品は、日常食品は日常から使用しながら災害時にも使用するものです。
〝日常食品〟はローリングストックすることが大切
ローリングストックとは普段の食品を少し多めに買い置きしておき、賞味期限を考えて古い物から消費し、消費した分を買い足すことです。常に一定量の食品が家庭で備蓄されている状態を保つことができます。
災害時にはスーパーで1週間食料が手に入らないことも。非常食などはどのぐらい用意すべき?
災害はいつどこで発生するかわかりません。災害発生からライフライン復旧まで1週間以上要するケースが多く見られ、災害支援物資が3日以上到着しなかったり、物流機能の停止により、1週間スーパーマーケットやコンビニなどで食品が手に入らないことも。なので、最低3日分~1週間分×人数分の食品の家庭備蓄が望ましいと言われています。
【参考】農林水産省 非常食(2)
非常食などを選ぶポイントのひとつは〝好みにあった味〟
非常食や日常食品を用意する時に大切なのは、人数に応じた備蓄内容と量、エネルギー源になる米などの主食、たんぱく質源になる肉や魚の缶詰、野菜ジュース、乾物などを揃えましょう。また、家族に乳幼児や高齢者、食物アレルギーや慢性疾患を持つ人がいるならそれぞれ必要なものを準備します。
栄養バランスだけではなく、味の好みに合わせたものを選ぶのも大切です。通販で購入するのも良いですが、実際に商品を見て買いたい人もいるはず。それなら、非常食を実際に手に取って買うことができる店舗へ足を運ぶのも良いでしょう。
【参考】農林水産省 特集1 非常食(2)
1階では長期保存食を使った食事を楽しめて、2階では防災に関するアイテムが買える「GINZA innit」
東京銀座にある「GINZA innit」は、1階と2階それぞれ異なるコンセプトで展開する、飲食施設兼ライフスタイルショップです。
1階は長期保存食「IZAMESHI」をアレンジした料理を中心に、オリジナルメニューを楽しめる飲食店。非常食を身近に感じることができます。
2階は、オリジナルアウトドアファニチャーや防災関連グッズに加え、国内外からセレクトしたライフスタイルアイテムが取り揃えられています。
日常でも楽しめる「IZAMESHIスープ」
家庭料理・鉄板中華「青山シャンウェイ」とのコラボ「シャンウェイ×IZAMESHI」
暮らし方に合わせて選べる備蓄セット「LIFE IZAMESHI」などの長期保存食を取り扱っています。
【参考】「GINZA innit」
スタッフ全員が防災士だから気軽に相談することも。防災のセレクトショップ「セイショップ」
「セイショップ」は防災グッズが展示されており、手にとってみることができます。また、スタッフ全員が防災士(日本防災士機構認定)の有資格者なので、防災備蓄について気軽に相談できます。
25年保存可能で、大缶(10食相当)と小缶(2.5食)のラインナップがある「サバイバルフーズ」の試食も可能です。
【参考】セイショップ
※データは2023年1月下旬時点での編集部調べ。
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※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/山田ナナ