自宅でのテレワークがすっかり日常になった昨今、家では席を立つ機会も限られるため、ついつい座りっぱなし、夜になると脚がパンパンにむくんでいる、そんなお悩みを持つ人も多いはず。こうした現代の働き方事情を背景に今、俄然注目を集めているのが、「フットマッサージャー」だ。
そもそも下半身には全身の70%もの筋肉があるとされ、座りすぎの生活は、代謝機能の低下や肥満を招く可能性も指摘されている。それを防ぐには定期的に立ち上がり、ストレッチをするなど、体を動かすことが大切とはいえ、仕事が詰まっていると、なかなかそうはいかないもの。そこでおすすめなのが、脚に特化したフットマッサージャーというわけだ。
そのフットマッサージャー、方式は主に「エア式」と「ローラー式」の2つ。
エア式はエアバッグが圧迫・解放を繰り返すことでマッサージ。面の刺激になるため、手のひら全体でもみほぐされるような感覚がある。一方、ローラー式は内蔵されたもみ玉が、様々な動きでマッサージ。点に近い刺激となるため、指圧されているようなマッサージ感が味わえる。さらに最新モデルは、エアとローラー両方を搭載したハイブリッドタイプや、プレートを使って圧をかけるタイプも登場。ベッドの上や座りながらなど、使用シーンに合わせて快適性や利便性を向上させることで、差別化が図られている。
テレワークの座り疲れだけでなく、立ち仕事の人にもぴったりのフットマッサージャー。脚の血行促進、むくみ解消にも効果的で、全身タイプと比べ、価格も手頃となれば、導入しない手はない。
【エアtype】がんばった1日の最後に幸せマッサージ
パナソニック『エアーマッサージャー EW-RA150』
オープン価格(実勢価格約4万円)
ベッドや布団に仰向けに寝た状態で脚を入れるだけで、エアが脚全周を包み込むようにマッサージ。足先、足裏、足首、かかと、すね、ふくらはぎ、全6か所の施術に対応、温感ヒーターも搭載する。
隙間のないエアバッグが360度広範囲で圧迫し、素早く解放。片足ずつ交互にゆっくり上下に持ち上げることで、ゆらぐような心地よさも実感できる。
SPEC
サイズ:約W700×D540×H60mm(温感フットカバー含む)、重量:約1.85kg(ACアダプター、リモコンは除く)
【ローラー&プレートtype】コスパも魅力のスマートマッサージャー
ルルド『トール フットマッサージャー はさみもみ AX-HPT240』
2万2800円
コンパクトなデザインながら、1台で足裏とふくらはぎに加え、腕のマッサージも可能。足裏ローラーともみプレートで、立体的なマッサージを実現する。速度や回転を自動で変える自動モード、足先ヒーターも装備。
両サイドのプレートが足を挟み、立体的な動きでしっかりもみほぐす。足裏ローラーは突起の形に変化をつけ、強弱のあるもみ感を実現。
ふくらはぎもOK!
SPEC
サイズ:約W450×L285×H200mm、重量:約4.5kg
【エア&ローラーtype】マッサージしていない時間も心地よく
ドクターエア『3D フットマッサージャースツール MF-05』
4万4000円
エアバッグとローラーを組み合わせた立体的な3Dマッサージで、疲れのたまりやすい膝下全体をしっかりもみほぐす。使用しない時はスツールやオットマンとして使えるデザイン性の高さも人気の秘密。
部位に合わせ、エアバッグとローラータイプのもみ玉が心地よくマッサージ。ほぐしもみ、しぼりもみ、あしうらという、3つの自動コースを用意。
SPEC
サイズ:約W450×D390×H450mm(収納時)、約W450×D520×H450mm(展開時)、重量:約9.2kg
取材・文/編集部