フランスのスタートアップEnchanted Toolsは、2月13日(月)から 15日(水)にデモ・ショーを開催。新型キャラクター・ロボット「Miroki」を日本で初披露した。
人間とコミュニケーションできるキャラクター型「配達係」ロボット
Miroki(ミロキ)はフランスのソーシャル・ロボット史上最高の約20億円(1500万ユーロ) (注1)のシード投資でEnchanted Tools社が開発したソーシャル・ロジスティック・ロボットだ。
技術的な主な特徴は以下の3点。
1. 人と意思疎通をとる(インタラクティブ)ことができる。
2. 成功率97%を誇る「対象物把握」と「握る」技術によって、ものを正しくピックアップして運ぶことができる。
3. すぐれたナビゲーションが搭載されているため、スムーズな移動が可能。
また、世界初の商用の実装となるボール状の足(注2)は、俊敏に前後左右に動く。後ずさりする姿はまるで「偉い人の前から下がる人」を連想させる。
顔部分は、画面になっており、リアルタイムで表情が変化する。身長は大人に圧迫感を与えない約1.23メートル、体重は約28kgで、4台のカメラと超音波センサーなども搭載している。
Mirokiは、かわいらしい外見で病院内や職場を明るくする「配送アシスタント」として人間をサポート。単純配達業務から解放する手助けをしてくれるのだ。
参考動画
Mirokiスペック
注1:フランスのソーシャル・ロボットへのシード投資に関する調査として同社調べ(2022年2月)
注2:ソーシャル・ロボットで使われる技術の商用アプリケーションに関する同社調べ(2022年11月)
構成/Ara