人は誰しも、いつまでも若々しくいたいと願うものだ。それは外見や身体能力、さらには気持ちの面でも同じこと。気持ちの上で若ければ、様々なことに精力的にチャレンジできる豊かな老後を送れるのかもしれない。
では、60代以上のシニアの中で、実際の年齢よりも若く感じている人はどれくらいの割合で存在するのだろうか?
リクシスはこのほど、60代以上のシニア男女426人を対象に「シニアの実感年齢とこれからチャレンジしたいこと」に関する実態調査を実施。その結果を性別や職業などに分類して発表した。
60代以上の76%が「自分は実年齢よりも若いと感じている」
はじめに「実感年齢」に関する調査結果を紹介する。
全体でみると「実年齢より若い」と感じる人が76.1%いた。その中で「実年齢より1~5歳若い」と思っている人が31.5%と最も多く、次いで「6~10歳若い」が23.9%、「11歳以上若い」と思う人も20.7%いることがわかった。
近年シニアの身体能力の若返りが注目されているが、気持ちの面でもシニアは若さを実感しているという傾向が見えてきた。
一方で、実年齢よりも年齢を高く感じている人は、「週4日以下の有職者」や「自由になるお金が月1万円未満」の人で特に男性に多くみられる結果となった。属性による分析などシニアをより細かい軸で捉えていくことの必要性が伺える。
次に、シニアが実感年齢を若く感じているという結果に加えて、そのバイタリティを知るために「これからチャレンジしてみたいこと、やってみたいこと」について自由記述で質問した調査の結果を紹介していきたい。
自由記述の内容をリクシスが独自に分類してみたところ、「健康・運動」関連が27.5%と最も多く、「旅行」が19.9%、「ガーデニング・農業」が10.2%、「勉強・仕事」が6.4%と続いた。新しいチャレンジ以外にも、「昔取り組んでいたことを再開したい」「現在取り組んでいることを継続したい」といった回答も挙がっていた。
<調査概要>
調査手法:インターネット調査
調査期間:2022年11月4日~11月9日
調査対象:全国60代以上の男女426名
出典元:株式会社リクシス
構成/こじへい