会社組織を構成する一人ひとりが同じビジョン・ミッションを持って、一枚岩で仕事に取り組むためには、「企業理念」の浸透が欠かせない。
では実際、企業理念が浸透している会社はどれくらい存在するのだろうか?
ブランド構築の理論を応用してコンサルティングとクリエイティブを行う企業・むすびはこのほど、役職が課長以上の全国のビジネスパーソン850名を対象に「企業理念に関する意識・実態調査」を実施。その結果を発表した。
企業理念の浸透率は約7割
企業理念を策定していると回答したビジネスパーソン634名を対象に、所属する会社の企業理念は社員全体に浸透しているか質問したところ、69.6%が「浸透している」(浸透している:22.1%、どちらかというと浸透している:47.5%)と回答した。
【Topics】あなたが所属する会社の企業理念(ビジョン、ミッション)は社員に浸透していると思いますか?(n=634・単一回答方式)
企業理念(ビジョン・ミッション)を策定している企業は74.6%
所属している会社で策定(言語化)しているものを質問したところ、「パーパス」が41.3%、「企業理念(ビジョン・ミッション)」が74.6%、「あてはまるものがない」が14.0%という結果になった。
Q1.あなたが所属している会社で策定(言語化)されているものをお選びください。(n=850・単一回答方式)
企業理念の役割に対する最多回答は「企業の存在目的」
所属する会社の企業理念の役割について質問したところ、最多回答は「企業の存在目的(48.1%)」、以下「企業の存在意義(44.2%)」、「使命(42.6%)」と続いた。
Q2.あなたが所属する会社にて、企業理念(ビジョン、ミッション)はどのような役割ですか?(n=634・複数回答方式)
ビジネスパーソンの約8割が企業理念に共感している
所属する会社の企業理念に共感しているか質問したところ、79.2%が「共感している」(共感している:31.4%、どちらかというと共感している:47.8%)と回答した。
Q3.あなたは所属する会社の企業理念(ビジョン、ミッション)に共感していますか?(n=634・単一回答方式)
企業理念を浸透させる取り組みTOP3、「社内報での記事掲載」「ポスター掲示」「取組み発表」
所属する会社の企業理念を浸透させるための取組みを質問したところ、最多回答は「社内報での記事掲載(30.0%)」、以下「ポスター掲示(27.4%)」、「取り組み発表(24.0%)」と続いた。
Q4.あなたが所属する会社では、企業理念(ビジョン、ミッション)を浸透さえるために、どのような取組みをされていますか?(n=634・複数回答方式)