コンビニや飲食店などで利用できる店舗が増えている「QRコード決済」サービス。実は、固定資産税や水道代、光熱費といった支払いにも使用できるようになってきています。
そこで、QRコード決済の中でも人気の「PayPay」を使って、税金の支払い方法をご紹介します。
目次
固定資産税がPayPayで支払えるかは自治体によって違う
PayPayは固定資産税のほかにも、自動車税や不動産取得税、国民健康保険料など、様々な支払いに使えるようになってきました。ただし、どのような種類の支払いが可能かは、各自治体によって変わります。
住んでいる地域で、税金や光熱費、水道代などの支払いにPayPayが使用できるかは、PayPay公式サイトの「主なご利用可能サービス」から確認可能。お住いの住所を確認してみてください。
PayPayでの固定資産税支払いは「PayPay残高払い」に対応
PayPayの支払い方法は、大きく分けると「PayPayあと払い」と「PayPay残高払い」に分けられますが、固定資産税といった各種請求書での支払いは、PayPay残高払いの対応となります。
そのため、PayPay残高が不足している場合は、各種請求書の支払いができません。PayPayで固定資産税などを支払う場合は、事前にPayPay残高をチャージしておきましょう。
PayPayで固定資産税や水道代、光熱費を支払う方法は超簡単!?
では、PayPayで固定資産税を支払う方法を確認しましょう。用意するものは、PayPayアプリをインストールしたスマートフォン(タブレット)と、支払いに使用する請求書のみ。なお、下の画像はiOS 16を搭載したiPhoneのものになりますが、操作方法はAndroidスマートフォンでもほぼ共通となっています。
1.PayPayアプリを開き、「すべて」をタップ。〝生活〟の項目にある「請求書払い」をクリックします。
2.「請求書を読み取る」をタップするとカメラが起動します。請求書に記載されているバーコードを読み取りましょう。
本人確認のうえ、「今すぐ支払う」をタップすればOKです
※画像は電気料金支払いのものをサンプルとして使用しています
固定資産税をPayPayで支払った時のメリットはポイント還元!?
PayPayは、支払い回数や金額に応じてPayPayポイントの還元があるのも特徴。固定資産税の支払いにPayPayを使用した場合でも、ポイントを獲得することができます。
ポイントの還元率は、カウント期間(毎月1日0時00分~同月末日23時59分)に300円以上の決済回数が0~29回の場合は0.5%、30回以上の場合は、10万円未満の決済で0.5%、10万円以上の決済で1%となります。
PayPayポイントは、1ポイント=1円で使用できます。固定資産税や光熱費といった、生活するうえでの必要経費でポイントがもらえるので、お得ですね。
【参照】PayPayステップ
PayPayで固定資産税を支払うデメリットは? 領収書や証明書の発行ができない?
自治体によっては、固定資産税の支払いなどに活用できるため便利なPayPayですが、唯一ともいえるデメリットが、領収書や証明書が直接発行できない点。領収書や証明書が必要な場合は、請求書の発行元に問い合わせる必要があります。
なお、事業者によっては、PayPayでの「オンライン請求書」に対応している場合もありますが、執筆時点で税金支払いのオンライン請求書に対応している自治体は確認できませんでした。今後、PayPayを含むQRコード決済がより浸透していき、領収書や証明書の発行に対応していくことに期待したいところです。
【参照】PayPay/請求書払いについて
※データは2023年2月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/佐藤文彦