ノートPCではないが、筐体サイズはノートPCよりも小さいディスクトップPCは、一般に「ミニPC」と呼ばれている。
このミニPCには、あまり高性能のプロセッサーは搭載できないというのは少し前までの定説だった。理由は、プロセッサーという代物は高性能であればあるほど過熱を抑える冷却装置が必要になり、その大きさが加わるためだ。
しかし、それも今や昔の話。中には「もうこれでいいんじゃね?」と思ってしまうようなスペックのミニPCも登場している。
第5世代Ryzenを搭載
マウスコンピューターの『mouse CT6』を見た時、筆者は「こりゃいいぞ!」と声を出してしまった。
とにかくこの『mouse CT6』は、小さい。重量は約597g。我が家のWi-Fiルーターよりも若干大きい程度だ。下の写真を見ても、『mouse CT6』の小ささがよく分かるだろう。
もっとも、このくらいのサイズのミニPCは筆者も過去に見たことがあるし、『mouse CT6』よりさらに小さいものもある。が、問題はスペックだ。
以下、マウスコンピューターの公式サイトのスペック表をそのままコピペしてしまうが、
OS
Windows 11 Home 64ビット
CPU
AMD Ryzen™ 5 5500U プロセッサー
グラフィックス
AMD Radeon™ グラフィックス
メモリ標準容量
32GB (16GB×2 / デュアルチャネル)
M.2 SSD
512GB (NVMe)
とある。Ryzen 5 5500Uはモバイル向けプロセッサーで、ミドルレンジのノートPCによく採用されているものだ。トップクラスではないが、中の上といったところか。トランプで言うところの「クローバーのジャック」みたいなポジションである。
てか、普段使いのPCならこれで十分だ!
メモリとストレージはカスタマイズ可能で、特にストレージは512GBの他に1TB、2TBと幅広いラインナップ。メモリに関しては、32GBで十分のような気がする。
どのみち『mouse CT6』は、4月から新生活を始める18歳もしくは22歳にピッタリの製品ではないだろうか?