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過剰な承認欲求とサヨナラして、新たな人生を踏み出す方法

2023.02.12PR

もともと心理学の専門用語として使われていた「承認欲求」。「他者から認められたい」という欲求を意味するが、今では誰もが知る一般的な言葉になっている。

この言葉が登場するのは、多くの場合SNSにからんでのものだ。例えば最近の話だと、Twitterが“View Count”(閲覧数表示)を実装したことで、「承認欲求モンスターが増えるのではないか」などと話題に上った。

8割の人は承認欲求で生きている

このように承認欲求は、たいがいは否定的な文脈で用いられることが多い。しかし、本質的に承認欲求に良いも悪いもない。むしろ、「人が生きていく上で不可欠なもの」だと説くのは、明治大学文学部教授で臨床心理士でもある諸富祥彦教授だ。

諸富教授は、近著『“承認欲求”、捨ててみた』(青春出版社)の中で、次のように説明する。

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では、なぜ私たち人間に承認欲求があるのか。それは「社会で生きていくため」です。人に認められるように頑張らないと、私たちは生きていけません。仕事も報酬も得られない。人間が社会で生きていくために必要なものです。(本書43pより)

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さらに、この欲求にはプラスの面もある。勉強や仕事を頑張る心理の根底には、身近な人に評価されたいという、承認欲求が横たわっていることが多い。その場合、この欲求は肯定的な意味合いを持つだろう。

諸富教授が警告するのは、それが「いきすぎ」たときだ。SNSで予想外に「いいね!」をもらって、承認欲求が満たされてもそれは一時的な話。すぐに渇望がよみがえり、「もっと、もっと」と肥大化してゆく。それに応じて投稿内容も、どことなく不自然なものへと変質していかねない。また最近は、「はじかれたくない」「攻撃をあびたくない」という、マイナスの承認欲求が増えていると、諸富教授は指摘する。そうしたものを含めると、「世の中の8割の人は、承認欲求で生きている」人たちだとも。

9つのステップで承認欲求を手放す

そんな、承認欲求の呪縛に苦しんでいる人に諸富教授がすするのが、「承認欲求を手放す9ステップ式自己改造プログラム」だ。これは、9段階の手順を踏んで承認欲求にとらわれない自分を取り戻すもので、前掲書において詳細が記されている。

ここでは、そのプログラムの一端を紹介してみよう。その第1ステップは、「違和感に目を向ける」というもの。具体的なアクションは、次のようなものだ。

週に一回、30分程度でいいので、カフェに行って「何もしない」時間をつくり、自分の内側をチェックする時間をもつことです。自分の内側の「違和感」「空っぽ感」に意識を向けることです。(本書167pより)

ポイントは、「世間の目に映る自分」を過剰によそおっていることに、まず気づくこと。そこから連鎖して、周囲の人より優位に立っているとか、自分の価値は世間にゆだねられているといった自意識への違和感へとつながる。これを実感することが、自己改造への第一歩になるという。

そして、そんな意識を修正するのが、第4ステップの「ビリーフを自己論破する」。「ビリーフ」とは「思い込み」を意味する心理学用語で、なかでも非合理的で不幸の種となるビリーフは「イラショナルビリーフ」と呼ぶ。

「他者や世間に認められないと、自分には価値がない」というのは、承認欲求に関係する典型的なイラショナルビリーフだ。これを自分で「論破」することで、承認欲求の殻を一つ打ち破るきっかけとなる。例えば―

「他の人や世間から見放されても、やっていけないことはない。自分には自分だけの価値がある」
というふうに。コツは、「ひとごとのつもりで、自分自身を突き放し、楽しんで論破するノリ」で考え、書き出す。

このように各ステップを順番にこなしていくことで、あれほど厄介だと思っていた承認欲求の悩みが解消する。それで得るものは大きく、人生すら変えてしまうかもしれない。決して簡単ではないが、焦らず怠らずチャレンジしてみてはいかがだろうか?

・諸富祥彦教授 プロフィール
明治大学文学部教授。臨床心理士。公認心理師。教育学博士。千葉大学教育学部助教授を経て現職。大学付属のカウンセリングセンター等で、人生に悩む若者のカウンセリングを30年以上行う。
著書に『明治大学で教える婚育の授業』『プチ虐待の心理』(青春出版社)、『孤独の達人』(PHP新書)、『孤独であるためのレッスン』(NHKブックス)、『人生に意味はあるか』(講談社現代新書)、『50代は3年単位で生きなさい』(河出書房新社)など多数。『“承認欲求”、捨ててみた』(青春出版社)は、最新の著作となる。

公式サイト:https://morotomi.net/

文/鈴木拓也(フリーライター)

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