自分がいくら注意深く運転していても、事故やあおり運転など、運悪くトラブルに遭ってしまうこともある。
そんなラブルはなるべく避けたいところだが、普段車の運転をする人は実際にどのようなトラブルに遭ってしまったことがあるのだろうか。
日本トレンドリサーチは、会宝産業と共同で全国の男女1000名を対象に「運転中のトラブル」に関するアンケートを実施。結果をグラフと図表にまとめて公開した。
12.4%の人があおり運転の被害に遭ったことが「ある」
まずは、車の運転中にトラブルに遭ってしまったことがあるか聞いたところ、52.6%の人が車の運転中にトラブルに遭ってしまったことが「ある」と回答した。
続いて「ある」と回答した人に、どのようなトラブルに遭ったことがあるかについても訪ねたところ「事故」が63.1%、「パンク」が51%と特に多い結果になったが、「あおり運転」と回答した人も12.4%いた。
車の運転をしている1割以上の人が、「あおり運転」の被害を受けてしまった経験があるようだ。
トラブルに遭ってしまったことがある人に、特に印象に残っているトラブルについても聞いたので紹介しよう。
特に印象に残っているトラブル
・車で走っていたら急に隣の車が寄ってきて左バンパーを擦られたこと。(20代・女性)
・釘が落ちていることに気づかずに轢いてしまい、パンクした(20代・女性)
・家族でプールに行く途中でぶつけられ家族みんなで病院行くことになったこと(40代・女性)
・細い道を夜走っていた際、対向車のライトがハイビームで眩しく、ガードレールに擦ってしまったこと。(40代・男性)
・車の故障で停車となった時に、後続の車の方がすぐに降車してきて、何をすべきかアドバイスしてくれたり、励ましてくれてとても助かったし、精神的に安心できた。(40代・女性)
・車を買ったばかりの頃、走ってたらエンジンの温度が上がってきて煙も出てきた。初期不良の不具合だったが恐ろしかった。(50代・男性)
「あおり運転され、学校の近くまでびったり張り付かれた」や、「家族でプールに行く途中でぶつけられ家族みんなで病院行くことになった」などがあった。家族との楽しい思い出になるはずが、事故で良くない思い出になってしまったという場合もあるようだ。
車の運転中に「イライラしてしまう」タイミングは?
上述したように、車運転中のトラブルでは「事故」がもっとも多かったが、事故が起こると周辺道路で「渋滞」も発生しがち。その渋滞に巻き込まれた人がイライラして、さらなる事故が起きるということも。
そういった意味でも運転中にイライラすることは良くないが、車の運転中に渋滞に巻き込まれたときに「イライラしてしまう」という人はどれほどいるのだろうか。
63.6%が、車の運転中に渋滞に巻き込まれたとき「イライラする」と回答。「イライラする」と回答した人に、特にどのような時にイライラしてしまうかについても聞いた。
特にイライラするのはどのような時か
・急いでいるときに渋滞に巻き込まれてしまうとイライラする。(30代・男性)
・先が読めない、予測できない渋滞だとイライラしてしまう。 あとこれくらいかなとか、抜けれるかなと予測できれば落ち着く。(40代・男性)
・雪道でノーマルタイヤをはいた車がスリップしたせいで渋滞になっているとき。ちゃんとスタッドレスにしておけよ!!って思う。(40代・女性)
・特に高速道路で出口まであとちょっとの所でビタ止まりだったり、各降り口を通過した途端渋滞にハマる時にイライラした(40代・女性)
渋滞は渋滞でも“理由や、どのくらい時間がかかるか分からない渋滞”に、イライラしてしまう人が多いよう。渋滞に巻き込まれたとしてもある程度予測ができれば、イライラしないで済むという人も多いかもしれない。
渋滞に巻き込まれないようにするために工夫していることは?
最後に、渋滞に巻き込まれないようにするために工夫していることはあるか聞いたところ48.6%と約半数の人が、渋滞に巻き込まれないように工夫していることが「ある」と回答。そこで「ある」と回答した人に、どのような工夫をしているか聞いた。
渋滞に巻き込まれないように工夫していること
・できるだけ早い時間に動くようにしている。慣れた道であれば渋滞の予測をして、裏道を使うようにしている。(30代・女性)
・遠回りでもいいから渋滞に巻き込まれないように、カーナビなどを駆使する。(50代・男性)
・ナビでチェックをして、場合によっては高速を使わなかったり、迂回したりする(50代・男性)
・ニュースで交通情報やイベント情報をチェックし、ナビの渋滞情報にも目を配る(50代・女性)
渋滞する時間帯や道路を避けるなど、家を出る前の段階で工夫をしている人がほとんどのようであった。
調査概要
運転中のトラブルに関するアンケート
調査期間:2023年1月3日 ~1月13日
調査機関:日本トレンドリサーチ(自社調査)
集計対象:全国の男女
有効回答:1000サンプル
調査方法:インターネット調査
関連情報:https://trend-research.jp/16637/
構成/Ara