iPhoneを使っていると、ソフトウエアのアップデートが配信されることがありますよね。最新のソフトウエアが配信されたらすぐにアップデートをする人、しばらく様子を見る人など、対応は人それぞれでしょう。
特に「メジャーアップデート」と呼ばれる大型アップデートの場合、アップデート作業には数分~数十分かかることもあり、なかなか面倒に感じている人も多いはず。そこで本記事では、iOSのアップデートをしない場合のメリット、デメリットをご紹介します。
目次
iOSの「メジャーアップデート」と「マイナーアップデート」。 それぞれしないとどうなる?
iOSのアップデートには、大きく分けると「メジャーアップデート」と「マイナーアップデート」の2種類があります。
執筆時点で配信されている最新バージョン「iOS 16.3」を例にすると、「16」の部分が変わることをメジャーアップデート、点(カンマ)以下の「3」以降が変わることをマイナーアップデートといいます。ちなみに、メジャーアップデートは最新のiPhoneシリーズが発売されるタイミングとほぼ同時に行われており、1年に1度が通例となっています。
iOSのアップデートをしないメリット、デメリットは?
iOSのアップデートを行うメリットとしてまず挙げられるのは、新しく追加される機能をすぐに試せる点でしょう。最新バージョンのiOS 16では、ロック画面上にウィジェットが配置できたり、通知が下部にまとめて表示する機能、画像から対象物を長押しして切り抜くといった新機能が追加されています。
また、アップデートの多くには、セキュリティパッチが入っているため、安全な状態を保つのであれば、最新バージョンのソフトウエアをインストールしておくのがおすすめです。
アップデートの内容によっては、ソフトウエア面からのコントロールによって、省電力性の向上につながる場合もあります。ただし、最新バージョンで機能が追加された場合は、消費電力が逆に増える可能性もあります。
一方、アップデートをしないメリットは、使い慣れた環境を維持できる点でしょう。特にメジャーアップデート後には、これまでとは違う操作が求められる場合もあるため、慣れるまで使うのが面倒という人には、メジャーアップデートをしないという選択肢もあるでしょう。
また、メジャーアップデートの直後には、アプリが対応していなかったり、多少のバグがあったりと挙動が不安定になる可能性もあります。大型アップデートの直後には、予期せぬエラー、不具合が発生する可能性もあるので、これらを避けるためにしばらく様子を見るのもありです。
iOSのアップデートを自分のタイミングで行うなら「自動アップデート」をオフに
紹介してきた通り、ソフトウエアのアップデートにはメリット、デメリットの両方が存在するので、一概にどちらがおすすめとはいえません。
iPhoneの場合、デフォルト設定では「自動アップデート」機能がオンになっているため、充電機に接続し、Wi-Fiに接続された状態だと、夜間の使っていない時間帯に、最新のソフトウエアに更新される場合があります。
ここからは、アップデートの配信後はしばらく様子を見たい、自分のタイミングでアップデートを行いたいという人のために、iOSの自動アップデートをオフにする手順を紹介していきましょう。
1.iPhoneの設定アプリを開き、「一般」に進みます。
2.「ソフトウェアアップデート」をタップ。続いて、「自動アップデート」に進みます。
3.「iOSアップデートをダウンロード」もしくは「iOSアップデートをインストール」をオフにします。
以上の操作で、iOSのアップデートは、手動の作業となります。なお、「iOSアップデートをダウンロード」は、最新ソフトウエアの情報をiPhoneにダウンロードするだけで、それを実行するためのインストールは行わない状態、「iOSアップデートをインストール」は、最新ソフトウエアのインストール、ダウンロードの両方を行う状態を指します。
※データは2023年2月上旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦