自家消費走行用燃料として新たに「コスモCF-5」を導入した 専属契約タンクローリー(撮影:コスモ石油堺製油所)
使用済み食用油から100%リサイクルされたバイオディーゼル燃料でCO2を年間約159トン削減
コスモ石油マーケティングは、2023年1月中旬より、近畿エリアでの石油製品輸送を担当する専属契約タンクローリー等の走行用燃料を、温室効果ガス(GHG)削減効果のある再生可能資源由来の燃料に全面的に切り替えた。
この再生可能資源由来燃料は、レボインターナショナルが国内の廃食用油を自社調達して製造・加工したもので、コスモ石油が精製・製造したコスモ軽油に、レボインターナショナルが長年のノウハウと独自技術により安定した品質の確保と供給実績を積み重ねている「C-FUEL」(※)を5%混合したものだ。
従来の軽油と比べてCO2排出量を削減できると同時に、揮発油等の品質の確保等に関する法律(品確法)における軽油の強制規格もクリアしている。
レボインターナショナルのみならず同社も一体となって顧客向けに品質を保証することにより、新商品「コスモCF-5」として供給を開始した。
まずはコスモ石油堺製油所から近畿エリアへの石油製品輸送を担当するタンクローリー約50台と堺製油所構内の作業車両等において継続的に使用することでCO2の削減に取り組む(これによるCO2削減効果は年間約159トン)。
今後として、脱炭素化に向けての経営課題を抱える運輸業界等の顧客に対する販売についても検討しており、さらに将来的には、CO2排出削減価値を付加した燃料販売スキームの構築も模索していくとのこと。
※「C-FUEL」について
使用済み食用油から100%リサイクルされたバイオディーゼル燃料。植物油にメタノールを加え化学反応(エステル交換反応)によってグリセリンを取り除いて精製した軽油代替燃料
関連情報:https://www.cosmo-oil.co.jp/
構成/Ara
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