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元祖メカニカルキーボード「Keychron」の魅力をガジェット系YouTuberやまかふぇさんが徹底解説

2023.02.01

Keychronの選び方その1:ロープロファイルが好きか、通常がいいか

バリエーションが多いKeychronのキーボードの選び方ですが、最初に「ロープロファイルか通常プロファイルか」で絞り込むのが良いと思います。

こちらが通常プロファイルのキーボードを横から見たところ

ロープロファイルはキーが薄型でストロークも短く、キー同士の間隔も狭い

ロープロファイルの打鍵感は、ノートPCのキーボードに似ています。キーの背が低く、短いストロークで入力できます。通常プロファイルと比較すると同じメカニカル方式でもタッチが全然違います。どちらがいいかは、その人の好みの問題でしょう。

私は、脳内で文字を入力している感覚と、実際に画面上に文字が入力されているタイミングの一体感は通常プロファイルで入力しているときが一番シンクロしていて気持ちが良いと思っています。例えば文字を書くときに万年筆でもボールペンでもアウトプットは同じですが、書いている時のフィーリングは違いますよね。会話の文字起こしをするときは何も考えずにペチペチ入力しますが、クリエイティビティを発揮させたいときは、また違うキーボードを使いたくなる。これが私が唱えている「キーボードは文房具説」です。

Keychronの選び方その2:キーカスタマイズは必要か、不要か

Keychron日本語サイトをみていると「QMK/VIA」という項目があります。これはキーを押したときの役割をソフトウエアで自由に変更できる機能を搭載しているかどうか、というものです。

Aを押してもBと入力できるようにするなど、いわゆる「キーマップ」を変更できたりします。あとはマクロ(特定の処理をひとまとめにし、キーひとつで動作させる機能)を登録したりとか。この機能が必要であれば、Vシリーズかアルミボディ採用ハイエンドのQシリーズ、そして、Kシリーズの上位モデルK Proシリーズが選択肢になります。

必要なければアルミフレームのKシリーズ(ABS樹脂モデルもあり)か有線専用でハイコスパなCシリーズになりますね。

Keychronの選び方その3:サイズをどうするか

ファンクションキーとテンキーをフルに搭載しているのが「フルサイズキーボード(100%)」になります。Keychronのシリーズの次にある数字は何%モデルかを表しています。偶数は通常プロファイル、奇数はロープロファイルになります。96%のK4、75%のK2、K3から、65%のK6、K7。そして60%のK12まであります。あとは、40%のQ9もあります。

Keychronの選び方その4:打鍵感にこだわる

キーボード説明画面の「軸オプション」に赤軸、青軸、茶軸という選択肢があります。これはキーの下にあるメカニカルスイッチの種類の違いです。このパーツで音と打鍵感が変わってきます。

赤軸はリニアと呼ばれ抵抗感なく下まで押せてコトコトの静音設計です。青軸はクリッキーでクリック感ありカチャカチャとにぎやかな音がします。茶軸はタクタイルでわずかなクリック感があり、音は青軸と赤軸の中間で少しカタコトいいます。さらに滑らかさと静音性を追求してスイッチのバネの部分に潤滑油を塗布済みのプロというタイプもあります。

さらにこだわるとスイッチもキーキャップも付いていないベアボーンと呼ばれるキーボードのベース部分だけ購入して、あとは自分で選んだパーツで組み立てるという方法もあります。これだと完成品を購入するより高くつきますが自由度は高いですね。

ちなみに、「ホットスワップ対応モデル」なら、購入後に好みのスイッチに交換できます。スイッチ選びの詳細は、やまかふぇ「メカニカルキーボードのスイッチの選び方」をご視聴下さい。

Keychronで初めて選ぶキーボードはどれ?

Kシリーズが基本のキーボードとして、性能(打鍵感と音)と価格のバランスがよく、とても買いやすいと思います。Qシリーズは、アルミニウムフレームを採用し打鍵感と音がとても良く、重量が重いこととコスパを除いて最強のモデルになります。Qシリーズで無線接続対応モデルのQ1 Proも現在海外クラファンで支援開始されています。 発売当時は円が強かったので、キーボードの内容から考えてQシリーズは衝撃的に安いと感じて、私もすぐ買いました。その後、円安になってしまいコスパ感は薄れましたが、まあKeychronの最先端を追求していくシリーズだと思います。

Qシリーズはフレームだけでなく土台のボディまでアルミ合金製なので剛性感が半端なく高い

初めて選ぶなら、KシリーズかハイコスパなVシリーズでしょうか。

Vシリーズは所有していませんが、Qシリーズの廉価版のような感じで、ボディはABS樹脂製ですが中身の構成はQシリーズに似ていて、メチャメチャ安くて打鍵感がいいと評判です。1万円台でKeychronの良さが体験できます。

Vシリーズは、キーマップの変更機能にも対応していますが、有線接続のみとなります。無線接続機能が欲しいならK Proですね。

Kを買ったけど結局、K Proも買ったという話もよく聞くので、最初からK ProあるいはQを選ぶのもアリです。乱暴な話ですが、どれを買っても間違いないし、好きなのを買ってくださいという感じです。

「Keychron BEST3」はどれ?

1位はやっぱりK2 Proですね。K2だけで4台持っていますから。初めて買ったKeychronもK2でした。キーキャップの色使いは昔の方が好きでした。今はQシリーズのボディカラーが、ブラック、シルバー、ネイビーと選べるようになりましたが、そうなるとKeychronのアイディンティティってなんだろうと思えてきます。とにかく、K2の75%にKeychronの良さが凝縮されています。

Keychronに惚れ込むきっかけになったK2の最新モデルK2 Proが1位を獲得

方向キーの配置を優先させたためShiftキーが短くなったが慣れれば気にならない

2位は「Q1」と「Q5」です。Q1は75%というコンパクトなサイズに凝縮された感じがいいですね。もちろん打鍵感もいいです。Q5は10キー付きで選びました。どうしても10キーが必要な時がありますから。使う機会は多いですね。どちらもQシリーズの良さが出ていると思います。Q5なんて重さ2kg以上ありますが、Qシリーズを持ち歩くという人はあまりいないので、基本は自宅用ですね。持ち歩くならK6とか500〜600gぐらいのモデルを選ぶといいですね。

右側に独立した10キーを搭載したQ5。カラーはシルバーグレーでアクセントの黄色が光る

96%配列なのでフルキーボード感覚で使える。これ1台で万能タイプと言える

75%配列でコンパクトなQ1、カラーはシルバーグレー。アルミ合金のトップパネルが高級感を演出

右側にはカスタマイズ可能な回転式のノブが選択できる。音量調整や画像の拡大縮小などに使える

3位はロープロファイルのK3のノンバックライトで、キーキャップを変更したモデルです。購入した時はキー同士の隙間が大きくて、打ちにくいと感じていたのですが、これがキーキャップを交換したら打鍵感が良くなりました。軽いのでモバイル用にも最適です。私はキーボードを持ち歩く時はK3を手にすることが多いですね。私は1kgのキーボードを持ち歩くこともありますが、さすがにちょっと重いですね。700gぐらいなら苦になりません。先ほども言いましたが普通の人なら500gぐらいがいいと思います。

キーキャップ交換で隙間がなくなり大変身を遂げたロープロファイルのK3。重量483gと軽量だ

取材・文/ゴン川野 撮影/やまかふぇ

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