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どう変わった?女性警察官の制服の移り変わりを振り返る!

2023.01.31

明治7年(1874年)1月15日、東京警視庁が設置され、今年で150周年を迎えた。そこで今回は警視庁の歴史を振り返ってみよう。

警視庁の創立までの経緯

慶応3年10月14日徳川幕府が崩壊し、天皇親政の明治の世となって早くも7年の歳月は流れた。

この間、わが国は政治、経済、文化等あらゆる制度文物を諸外国から吸収してめざましい発展を遂げ、近代国家建設へと力強い歩みを続けた。

しかし、時代の流れと社会の進展とに伴って、治安関係も次第に複雑化を加えたため、これに対応する警察制度を確立する必要に迫られた。

このため政府は、明治5年9月8日大警視川路利良等を警察制度研究のため、欧州へ出張を命じた。かの地にあること一年で帰朝した川路大警視等は、わが国の警察制度が欧州各国に比して余りにもおくれていることを知り、その不備を指摘して改革の必要を強調し、特に首府であり、政治、経済、文化の中心地である東京に、独立した首府警察の実現を図るべきであると政府に建議した。

この建議こそが、東京警視庁の設置を促がす動機となって、明治七年一月十五日太政官達第六号をもって、東京府下の警察事務一切を管理する、東京警視庁の創置となったのである。

東京警視庁設置のきっかけ

近代的警察制度の確立を大きく推進したのは、ヨーロッパの警察制度視察の成果をまとめた川路利良の「建議草案」。この建議がきっかけとなって東京警視庁が設置され、川路利良は初代大警視(現在の警視総監)に任命された。

初代大警視 川路利良

国事犯については、全て警視庁の長に執行の権限が与えられ、明治39年(1906年)警視庁官制の改正まで、その権限は全国に及んでいた。

このため、西南の役はもとより佐賀、萩、秋月、神風連などの騒乱に際し、警視庁の警察官が各地に派遣され、騒乱の鎮圧または警戒警備にあたった。

このような士族の反乱が各地で頻発したことから、政府は全国の警察を一元化して対処する必要に迫られ、警察力を内務省の直轄下(国家警察)に置くことに決まり、明治10年(1877年)1月、東京警視庁は発足からわずか3年を経ずして廃止された。

内務省警視局に吸収されて「東京警視本署」となるが、実質的には明治7年(1874年)1月15日の東京警視庁の設置こそが、警視庁の歴史と伝統の第一歩となる。

初代大警視 川路利良の軌跡

川路利良は、明治4年(1871年)、東京府大属となり、新しい警察制度づくりに取り組んだ。

初代大警視(現在の警視総監)を務め、日本の近代的な警察制度を実現させた川路大警視は、日本警察の創設者にして、「日本警察の父」とも言われている。

制服の移り変わり

詰襟から背広型へ、軍服的なイメージから市民への威圧感の少ないものへ、そして、機能性・活動性を追求しつつ美的にも優れたものへ。警察官の制服は時代とともに進化してきた。明治4年(1871年)の邏卒制度発足に伴い、初めての制服が着用され、明治7年(1874年)に服制が定められて、警視庁の警察官すべてが制服を着るようになった。

男性警察官の制服

女性警察官の制服

第二次大戦後、それまでの詰襟から背広型へとデザインを一新。現在の制服は、機能性・活動性とともに、警察官にふさわしいりりしさや美しさも兼ね備えた物になっている。

構成/inox.

引用:警視庁企画課 警視庁創立150年記念行事推進事務局

https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/index.html

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