ティーンに特化したマーケティング&プロモーション支援を提供するアイ・エヌ・ジーから、高校生最新トレンドを反映した渋谷トレンドリサーチが公開された。
今回の調査テーマは「将来の夢」で、将来なりたい職業や生き方に憧れる芸能人などについて聞いている。
高校生が選ぶ「将来なりたい職業」1位は会社員・OL
1位:会社員・OL
2位:インフルエンサー・YouTuber
3位:公務員
4位:美容師・ヘアメイクアーティスト
5位:CA・パイロット
6位:俳優・タレント・アーティスト・モデル
7位:エンジニア・プログラマー・IT系
8位:映画・映像・番組制作
8位:起業家・社長
8位:芸能マネージャー
8位:調理師・パティシエ
8位:編集・記者
8位:ホテリエ・ホテルマン・ホテルウーマン
「会社員・OL」が1位を獲得。コロナ禍で在宅勤務となった両親の姿を見て、働くことを身近に感じたことから「会社員・OL」を選んだ高校生が多かったようだ。将来の夢について具体的なイメージができていないという層が選択する傾向にあった。
2位には「インフルエンサー・YouTuber」がランクイン。「情報発信者となり、誰かの役に立ちたい」といった趣旨のコメントが多数寄せられており、高校生たちの日々の消費行動に影響を与えていることがうかがえる。「YouTubeだけでは食べていくのは難しい」、「楽な職業ではない」と有名YouTuberが声を上げているが、まだまだ憧れの職業として定着しているといえる。
3位の「公務員」は、1位と同様に将来のビジョンがまだ見えていないという理由から、漠然と選んだ高校生も多くいた一方で、教員や保育士になりたいと幼少期からの夢を志す人も見られた。
「生き方に憧れる芸能人」について
1位:芦田愛菜
2位:大谷翔平
3位:久保建英
4位:kemio
4位:ROLAND
4位:やまと(コムドット)
7位:指原莉乃
8位:石原さとみ
9位:川口春奈
9位:羽生結弦
昨年度の調査に引き続き、俳優の芦田愛菜さんが1位を獲得。子役時代から第一線で活躍する芦田さんは、同世代の高校生にとって憧れの存在のようだ。
芦田さんのインタビューの発言に注目している高校生も多く、映画『星の子』完成報告イベントでの「信じること」についてのコメントは、放映から数年経った現在でもSNS上で度々話題を集めている。
2位と3位には、スポーツ選手の大谷翔平選手と久保建英選手がランクイン。「幼少期からの夢を諦めてしまった」という声が先述のアンケートで寄せられていることからも、目標に向かって常に挑戦を続ける姿勢は高い評価を集めている。
そのほか米移住でYouTube登録者数が200万人超のkemioさんや、独自の路線でホストとして活躍するROLANDさん、自身の活動の経験を活かしてアイドルプロデューサーとして成功している指原莉乃さんなど、自分のスタイルをしっかりと持っている人が支持される結果となった。