岸田首相が年頭の記者会見で、「異次元の少子化対策に挑戦する」と宣言したことが話題を呼んでいる。この発言を受けて、出生数の低下に歯止めをかけるにはどうするべきか、さかんに議論が交わされているが、婚活中の男女は具体的にどんな対策を望んでいるのだろうか?
TMSグループの結婚相談所フィオーレはこのほど、婚活中の男女553人を対象に「政府に期待する少子化対策」についての意識調査を実施。その結果をグラフにまとめて発表した。
政府に期待する少子化対策、子どもが欲しい人とそうでない人でどう違う?
婚活中の男女553人を対象に、政府に期待する少子化対策について尋ねたところ、「教育費用の経済的支援」と回答した人が26.1%で最多となり、以下、「婚活に関する経済的支援」(22.9%)、「産前産後の経済的支援」(18.4%)と続いた。
この調査結果を、子どもが「絶対にほしい」「できればほしい」と回答した婚活中の男女371人に絞って再集計したところ、「教育費用の経済的支援」と回答した人が24.3%で同様に最も多くなり、以下は、「産前産後の経済的支援」(22.1%)、「婚活に関する経済的支援」(20.2%)と続いた。
「婚活に関する経済的支援」に期待すると回答した人からは以下のような声が寄せられた。
・金銭面だけじゃなくて、支援やサービス、対話や相談しやすい環境など色々な面でサポートしてもらえるといいと思う。
・出産や妊活を完全無料にしてほしい。
・不妊治療の支援に期待
・保育士の給料を上げること。
・保育士1人あたりが見る子供の数を減らすこと。
・こども二人目から人数に応じて経済的援助を行うこと。
・妊娠〜産後にかけての女性の身体的・精神的負荷に対するケア拡充および周囲への理解徹底(啓蒙)を促すこと。
「産前産後の経済的支援」に期待すると回答した人からは以下のような声が寄せられた。
・金銭面だけじゃなくて、支援やサービス、対話や相談しやすい環境など色々な面でサポートしてもらえるといいと思う。
・出産や妊活を完全無料にしてほしい。
・不妊治療の支援に期待
・保育士の給料を上げること。
・保育士1人あたりが見る子供の数を減らすこと。
・こども二人目から人数に応じて経済的援助を行うこと。
・妊娠〜産後にかけての女性の身体的・精神的負荷に対するケア拡充および周囲への理解徹底(啓蒙)を促すこと。
「教育費用の経済的支援」に期待すると回答した人からは以下のような声が寄せられた。
・義務教育までの無償化。所得に応じた大学進学への抜本的な経済支援をしてほしい。
・補償・補助内容が自治体によって開きが感じられるので、国全体で統一してほしい。
・賃金を上げてもらいたい
・18歳までの学費の軽減に期待
「未就学児、保育サービスの支援」に期待すると回答した人からは以下のような声が寄せられた。
・保育園増加と保育士に対する賃金増加。保育園への支援に期待。
・女性の出産後の負担、家事の負担が大きく、社員からパートに変更する人が多い。子育ての支援金ではなく、保育サービス、職業支援のが大切だと思う。
・企業に対する産後のキャリアの影響を考慮するよう指導してくれたら出産も考えれると思います。
<調査概要>
期間:2023年1月21日~1月22日
方法:インターネット調査
件数:553件
出典元:結婚相談所フィオーレ
構成/こじへい