DIME MAGAZINE
新型コロナウイルス感染拡大に対する人々の危機感やストレスは、ここ最近でどのように変化したのだろうか？
クロス・マーケティングは、全国47都道府県に在住する20～69歳の男女2,500人を対象に「新型コロナウイルス生活影響度調査」を第1回（2020年3月12日～13日）から定期的に実施している。
今回は第8波の到来中ではあるものの、3年ぶりに行動制限のない年末年始直前の12月23日～25日に第38回の調査を実施。先日、その結果を発表した。
「GoToイート」など公的キャンペーンの認知、利用状況と意向
国や自治体で行っているキャンペーンについて調べたところ、「GoToイート」と「全国旅行支援」の認知率・利用率が高いとわかった。
利用意向については、いずれのキャンペーンも半数の人が「利用したい」と回答した。最も意向が高いのは「全国旅行支援」であり、「とても利用したい」が33%、「やや利用したい」が27%と、合わせて6割の人が利用意向があるとわかった。＜図1＞
今後行きたい観光地と参加したいイベント
国内21の観光地名を提示して行きたい場所を聴取したところ、「北海道」が52%、「沖縄」が41%、「京都」が36%という結果になった。居住エリアでみると、「北海道」は中国・四国居住者から人気が高かった。また、「大阪」は中国・四国居住者と九州・沖縄居住者、「箱根」は関東居住者と、距離的に近いエリア居住者から人気が高い傾向にあった。＜図2＞
今後参加したいお祭りやイベントについて、自由回答形式で尋ねた。お祭りでは、開催を見合わせているものも含め、「花火大会」や「祇園祭」など全国的に有名なお祭りが具体的にあがった。また、「東京ディズニーランド」「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」「ハウステンボス」の限定イベントや、2025年に開催する「大阪万博」を推す声もあった。＜図3＞
直近の外出先とマスク着用意識
直近1か月の外出先について尋ねたところ、「飲食店」「友人・知人・恋人に会う」「アウトレット・ショッピングモール・百貨店」が上位であり、2021年6月より右上がりに増加していた。＜図4＞
一方、マスクを着用すべきシーンについて尋ねたところ、「屋外のコンサート会場」「屋外でのイベント」「屋外でのスポーツ観戦」と回答した人の割合が、前回調査より3～5p減少した。屋外であれば、集客イベント時のマスク着用は不要と思う人が増えてきている様子が見てとれる。＜図5＞
新型コロナウイルスに対する不安・ストレス度
定点指標の「直近1週間の不安度」は前回調査と比べて3p増の34％、「将来に対する不安度」は微減の46％だった。「直近1週間のストレス度」は、前回調査と比べて1p増の43％という結果に。＜図6＞
直近1週間で行ったことについて尋ねたところ、感染症対策の「マスクの着用」「アルコール消毒の使用」「石鹸などを用いた手洗い」と回答した人の割合が、前回調査と比べて5～6p低下していた。＜図7＞
＜調査概要＞
調査手法 ： インターネットリサーチ
調査地域 ： 全国47都道府県
調査対象 ： 20～69歳の男女
調査期間 ： 2022年12月23日（金）～12月25日（日）
有効回答数 ： 本調査2,500サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100％にならない場合がある。
出典元：株式会社クロス・マーケティング
構成／こじへい
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