「ギャザリング(gathering)」は、一般的に「集めたもの」を意味する英語。近年、小売業界から園芸業界まで、幅広いシーンで使われるようになった言葉でもある。使用される場面によって微妙に意味が変わってくるため、見聞きしたことはあっても詳しい意味まで説明できない方は多いはず。
そこで、本記事では、使用シーン別の「ギャザリング」の意味について解説していく。特に、園芸業界で新しい寄せ植えのスタイルとして「プランツ・ギャザリング」が注目を集めている。園芸やガーデニングに興味のある方もぜひチェックしてほしい。
ギャザリングとは?
「ギャザリング(gathering)」とは、一般的に「集会」「集合」「集めたもの」を表す英語。まずは、この言葉の具体的な意味や、さまざまな活用シーンについて確認していこう。
英語で「集めたもの」を意味する言葉
ギャザリングは、英語の動詞「gather(ギャザー)」=「集める、(力を)結集する」から派生した名詞で、主に以下の4つの意味合いを持つ。
- 人や物を集める(収集、採集)
- 会合や(人の)集まり
- (物の)の集まり、まとまり
- (的な)腫れ物、腫瘍
類語としては「会話」「ミーティング」「共同購買」「コンサルテーション」などが挙げられる。
さまざまなシーンで使われるギャザリング
先に挙げた一般的な意味のほか、ギャザリングには、業界や分野によって複数の意味や使い方が存在する。基本的には「集めたもの」や「集会」という意味合いで使われることが多いものの、それぞれニュアンスが異なるため、シーン別の詳しい意味合いも併せてチェックしてほしい。
ビジネスにおけるギャザリングとは?
まずは、ビジネスの世界で使われる「ギャザリング」の意味から見ていこう。同じビジネスシーンでも、業界によってまったく違った意味合いで使われることがあるため、それぞれの使われ方を理解しておこう。
イベント・集会
特定のジャンルの人を集めて開催する「集会」「催し(イベント)」のことをギャザリングと呼ぶ場合がある。例えば、アロマセラピーや薬膳など、同じ目的を持った人を集めるワークショップ、複数の店主が一つのスペースで開催する作品の展示・販売会の告知では、以下のような名称が採用されるケースが見受けられる。
【例】
・スタッフギャザリング(意味:スタッフの集会・ミーティング)
・ギャザリングイベント(意味:人々が集うイベント)
オンラインショップにおける販売方法
インターネット通販業界では、株式会社ネットプライスが商標権を有する販売手法を指して使われることが多い。ここでの「ギャザリング」は、注文者が多いほど商品の単価が安くなっていく共同購入のシステムのことを指す。