2台目のバイクを積む
続けて2台目のバイクも積んでいきましょう。ラダーを右寄りに設置するだけで、1台目と同じ手順です。
2台目のフロントタイヤは荷台の右角に当て、車体がまっすぐになるように調整したらホッと一安心。ここまでできたらあとは簡単です。
忘れないうちにブレーキロックと輪留めをつけておきましょう。
2台もバイクを積んだら荷台はギュウギュウ。特にリアボックスをつけているバイクの場合、体が大きい方は苦労するかもしれません。
バイクを固定する
バイクの位置が定まったら、次はロープやベルトで固定していきます。
軽トラックの場合、フロントを動かないようガッチリ固定すると簡単です。まずは2台ともに対して、ロープを使って荷台の角にタイヤをしっかりと押し付けて固定します。
ロープはほどけないことが大切です。筆者は万力結びに近い結び方をしています。
リア側の固定には、自動巻取り機能付きのラチェットベルトがピッタリです。
まるでシートベルトのように、長さ調節が簡単でなめらか。軽い力でしっかり固定できます。手早く作業できるため、初めて積載に挑戦する方や力に自信がない方はもちろん、ベテランの方にもおすすめしたいアイテムです。
ラチェットベルトは、右側のバイクのステップに引っかけて左側へ回します。
左側ではサブベルトで軽トラのフックに引っかけ、サスが軽く沈みこむ程度に締め込みます。
最後に右側のバイクを左側へ向かってベルトで引っ張れば、積載完了です!
うまく固定できているかどうか確認するため、バイクを揺さぶってみます。固定が緩まず、軽トラック自体も一緒にユサユサと動けばバイクが落下することはありません。
原付ツーリングの幅が広がった!
筆者がハイゼットトラックを導入して10カ月ほど。もちろん道中すべてをカブで走るのも面白いのですが、軽トラックに積載するという選択肢はツーリングの幅を大きく増やしてくれました。
例えば短い日程で遠くへ行きたいときや、レース前に自走を避けたいときなど。トランポはいざという時に役立ってくれるはずです。
1台でも2台でも、練習すれはそれほど難しいものではありません。皆さんもぜひ挑戦してみてくださいね!
文/高木はるか
アウトドア系ライター。つよく、しぶとく、たくましくをモットーにバイクとキャンプしてます。 愛車はversys650、クロスカブ110、スーパーカブ90。
高木はるかの記事は下記のサイトから
https://riding-camping-haruka.com
編集/inox.