100円ショップで買えるのに、なぜか4000円近くするピーラーが注目の的になっている。
左が従来型の一般的なピーラー(110円)、右が話題のピーラー(3960円)
このピーラーを開発したのはシゲル工業。新潟県のモノづくりの町として知られる燕三条(燕市と三条市)にある同社は、「あらゆるピーラーの刃を作り続けて実に45年」の老舗企業だ。
理美容バサミでは国内トップメーカーだが、調理器具のOEM生産も行なっている。
それが昨年、高級薬味おろし「R30」で、アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」で小売りデビュー。今予約販売中の「シゲル工業のピーラー」は第二弾となる。
ストレスフリーで華麗にむけるピーラーが話題
刃の形状が独特な「シゲル工業のピーラー」(側部の突起はじゃがいもの芽取り)
このピーラー、写真をご覧のとおり、刃が独特の形状をしている。正面から見るとカーブしているのは、あらゆる食材の表面にフィットさせるためだという。
このおかげで、広い幅の皮がむけて、下ごしらえの手間暇が減らせる。また、放射状に開けられた穴は、食材の皮をくっつきにくくするための仕様とのこと。
刃をカーブさせることによって、幅広くむきやすくなる
開発したのは、同社創業者の藤田茂会長。「R30」のデザインも手掛けたプロダクトデザイナーの秋田道夫さんとタッグを組み、刃の角度・形状を一から見直して、革新的なピーラーを生み出した。
シゲル工業の藤田茂会長
前評判の真偽を確かめるべく、実際に使ってみた。筆者は普段、昔からある一般的なピーラーを使っている。
皮だけでなく身も削ってしまったり、短い皮があちこちに飛び散るなど、地味にストレスがある、いたって普通のピーラーだ。
対して「シゲル工業のピーラー」は、そうしたストレスがまったく感じられないのに驚く。
皮がとても薄い人参、曲面が一様ではない大根、皮むき難易度マックスの長芋など、ピーラーのお世話になる食材をひととおり試したみた。
そのどれもが、スムーズにむけ、心地良いくらい。もはや、ほとんど癒しの体験に近い。
人参の薄い皮だけがきれいにむける
途中で切れず上から下まですっとむける
曲面がうねり、細かい凹凸のある大根も難なくむける
(個人的に)難易度の一番高い長芋も簡単にむける
自分が使ってみて、(この値段ながら)1000人を超える予約購入者がいるのもうなずける。日々の調理をとことん快適にしたければ、1本買っておいて損はない逸品である。
この「シゲル工業のピーラー」は、アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」にて、割引価格で予約販売中。終了日(1月30日)まで間近なので、興味のある方は早めにチェックしておこう。
編集部注:記事掲載時には、記載のリターンが売り切れてしまっている場合があります。立案会社の問題でプロジェクトが頓挫する可能性や支援金が戻らなくなるリスクも稀にあります。購入に当たっては、お客様ご自身でご判断いただきますようお願い致します。
文/鈴木拓也(フリーライター)