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「懸垂のできる公園リスト」の管理人〝公園の鉄棒さん〟に聞く公園の楽しみ方

2023.01.28

公園の鉄棒さんが選ぶ、オススメ公園3選!

松本 今回のインタビューのお願いのため、メールにてご連絡をさせていただいた際に、早い段階でオススメの公園についてご教示いただきましてありがとうございます!

・オススメ1. マップを見てご自身のジョギングコースに組み込める範囲
・オススメ2. 日比谷公園(聖地なので)
・オススメ3. 新宿中央公園

ということなのですが、これらをオススメする理由を、私のような公園初心者にも分かるように、それぞれ簡潔にご教示いただけますでしょうか?

【オススメ1. マップを見てご自身のジョギングコースに組み込める範囲について】

公園の鉄棒さん あまり遠出をするよりも、近場だったり、通勤・通学 の通り道だったりで、立ち寄って遊具を使うことが習慣化しやすいところをマークしておくのが良いかなと思います。

【オススメ2. 日比谷公園について】

公園の鉄棒さん 公園で懸垂をするような界隈では、日比谷公園はとても有名です。

昼休みの社会人がこの聖地で日々特訓を積んだことで、本格的な鉄棒技が出来るようになったりしている……というのが、ニュースに取り上げられていたりします。

(筆者注:たしかに日比谷公園はがっつり遊具を使って楽しく汗をかいている社会人を見かけることが多い。余談だけど夏にはたまにクワガタを見つけることも可能なので、クワガタと懸垂好きに超オススメ)

【オススメ3. 新宿中央公園について】

公園の鉄棒さん 景観も良く整備された公園です。

「懸垂/ストレッチをしてぐるっと1周歩いて、また懸垂/ストレッチ…」みたいなことが可能なので、 良いリフレッシュになるのではないかな、と思っています。

新宿中央公園は、そのイメージにマッチしているように感じたため、オススメの公園とさせていただきました。

ところで「懸垂のできる公園リスト」を作ろうと思ったきっかけとは?

松本 「懸垂のできる公園リスト」に記載されております公園と遊具のリストを拝見させていただくと、かなり広い範囲の公園情報が記載されていて驚くばかりです。

素朴な質問なのですが、公園の鉄棒さんが「懸垂のできる公園リスト」の蒐集をはじめたきっかけとは、どういったものだったのでしょうか?

公園の鉄棒さん 「ちょっと懸垂」という掲示板を見て、自分の行動範囲ではどれが一番近いのか分かるようにマップに登録していったのがきっかけです。

(筆者注:「懸垂のできる公園リスト」トップページ。この無数のアイコンそれぞれに、各地の公園の情報が集約されている!)

その後、さらに探していると他に集めている人による懸垂できる公園の情報や、自治体ホームページなど、いろんなところに懸垂情報が散在していたので、「1箇所にまとめて公開したら役に立つかもしれないな」と思ってサイトで公開してみた、という感じです。

(筆者注:「ちょっと懸垂」とは、かつて運営されていた、主に首都圏にある公園の懸垂ができる遊具についての情報が写真付きで閲覧できたサイト。現在は掲示板サービスが終了したため、別の掲示板において「ちょっと懸垂2.0」というタイトルにてこれまでのアーカイブと共に掲示板移行後に追記された情報の閲覧が可能となっている)

運動不足解消にも良い!公園の健康器具を使って、君も楽しく健康的に遊ぼう!

松本 最後になってしまうのですが、この記事を読んだ後、久しぶりに公園に遊びに行こうと考える大人の方もきっと出るはずです。

そういった方々に向けて、公園をより楽しむコツを、アドバイスしていただけますとさいわいです!

公園の鉄棒さん 親子や友達同士などで健康遊具を使って「意外と上がらない!」や「これどうやって使うんだろう」などと盛り上がっているのをよく見かけますが、とても楽しそうです。

シニア向けだろうからと敬遠している健康遊具も、いろいろ試してみると楽しいかもしれません。

運動不足解消を考えている方は、昼休みや通勤経路で、公園での懸垂に挑戦してみるのも良いかもしれませんね。

たぶん、「全然上がらないから恥ずかしい」とか「不審者だと思われるのが心配」と言って二の足を踏む方も多いと思いますが、はじめてしまえば「まあいいか」と思えるようになると思います。

懸垂ができる人も、できない人も公園の遊具に触れて楽しんでみよう!意外と遊んでるうちに子供たちが遊具の使い方を教えてくれる場合も…

ということで、今回は公園の鉄棒さんに公園の遊具についてのお話を伺うことが出来た。

先に紹介したオススメの公園情報を参考にしつつ、ぜひ皆さんも公園の雲梯デビューを果たしていただきたい。

ちなみに筆者は雲梯は苦手ながら元々公園が好きなので、見かけるたびに遊具を使って遊んでいたりもする。1人で。

これまであまり公園で子連れではない大人を見かけることはなかったが、昨年公開された映画『シン・ウルトラマン』で斎藤工と山本耕史がブランコを使っているシーンが登場して以降、露骨にブランコで遊ぶ大人を見かけるようになった。

映画をきっかけに公園に大人たちが回帰するというのはなかなか面白い話である。

また、一見すると遊び方がよく分からない遊具も結構少なくない。

こういうのも四苦八苦しているうちに、意外とその辺で遊んでいる子供たちが寄って来て、丁寧に遊び方をレクチャーしてくれることもある。

彼らの知識に感謝しつつ、こういった場合もまた大いに遊ぼう!

さいわいにも公園はどこにでもあるから気軽に運動が可能だし、災害発生時には避難場所としても機能する。

いざというときにどこに逃げればいいか分からないという方こそ、日頃から近隣の公園探しに開眼しておいたほうがいいかもしれない。

文/松本ミゾレ

【取材協力】
公園の鉄棒さん(Twitterアカウント

懸垂のできる公園リスト

【参考】
ちょっと懸垂2.0

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